チェスは素晴らしい世界語: 2009年5月アーカイブ

 

昨日午後6時~9時に開かれたAlexander Baburin氏によるチェス レクチャーのレポートが浜松チェスサークルのHPに掲載されています。(昨夜のうちに「例会報告」のページを更新されたようで同サークルの代表に拍手)


昨夜の浜松でのGMレクチャーについての詳細やレクチャーの模様(画像)をご覧になりたい方は以下のリンクをご利用ください。

レポート:GMバブーリン氏のチェスレクチャー
画像:レクチャー&同時対局の模様

 


さて、1週間後に迫っている次のGMチェスレクチャー(in 松戸)ですが、企画担当の方が昨日の浜松での内容を参考にして、より充実した会を目指してくれることに期待します!


5/31(日)の会では、以下の画像の風景とまではいかなくとも、老若男女問わず熱心なチェス愛好家たちが集えば面白いですね。
《我が国ニッポンでも、いつかこういった英才教育(?)の場が育まれていくでしょうか・・》

 

chess in schools in chisinau 1984.jpg


そういえば、昨日、チェスに関するブログの「ケレス・チェス・クラブ」に世界を見据えた闘志満々の若者が投稿していました。それに対するブログ運営者の回答もなかなか読み応えのある内容となっています。(投稿者およびブログ運営者の投稿が見れるページはこちら) チェスのプロを目指すうえで考慮せねばならない現実的問題にも話が及んでおり、その他にも目を引く内容が結構あります。

(このケレス・チェス・クラブの運営者、一体何者?と思わせるような凄みを感じるのは私だけでしょうか)

ついでながら、同ブログの5月5日の記事で、この私のブログ「LOOPの窓」の『チェスは素晴らしい世界語』コーナーが紹介されています。(ありがたい)

 

 

チェスファンの皆様、すでの御存じの方は多いと思いますが、今チェスのGM(グランドマスター)が来日しています。(日本滞在は、5/20 ~ 6/1 の予定)


Alexander Baburin (Irish).jpg2008年のアイルランド チャンピオンであり、「Chess Today」(Eメール配信によるチェス新聞)の編集長である Alexander Baburin氏 (ロシア生まれ、現在アイルランドの首都ダブリンに在住) その人です。(右画像の人物→ )

そのAlexander Baburin氏によるチェス セミナーが来る5月31日(日)に千葉県松戸市で開かれます。これは「松戸チェスクラブ」の主催で2時間程度のレクチャーと同時対局の構成で予定されています。

同セミナーの参加資格は「チェス愛好家」ということで特に制限はなく、比較的敷居が低そうです。加えて、上記レクチャーのみの参加であれば無料というなんとも粋な配慮です。(同時対局参加を望めば、参加費2000円となっています)
                                            

5/31当日のスケジュールは以下のとおりとなっています。

   13:00 開場
   13:30~15:30 レクチャー(途中10分程度休憩)
   15:30~16:00 記念写真、会場セッティング
   16:00~19:00 同時対局
(終了後には、歓迎交流会も予定されているようです)

 

ちなみに、今日午後6時から「浜松チェスサークル」主催でも同氏によるチェス レクチャーが開かれたようですが、事前のお知らせでは一人5000円の参加費となっていました。しかも、時間は18時~21時の3時間だけ。調べたところ、浜松の方でのレクチャーの段取りとしては以下のようになっていたようです。

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Alexander Baburin氏の自局解説を2局程行い、オープニングからミドルゲームを経てエンドゲームで勝負が着くまで、どういう考えで指しているのかあるいは指した方が良いのかを伝授。次に、指導対局又は同時対局を行い、最後にチェスの勉強にお勧めの本の紹介等をして終了。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


来週5/31の松戸での開催では、上記内容より時間配分で大分余裕があるようなので、より充実した内容になっていることが期待されます。チェスに興味のある方は是非参加を検討してみてはいかがでしょうか。予定の定員は、同時対局20名、レクチャー30名で、申し込みは5月29日までとなっています。(松戸チェスクラブ:http://www003.upp.so-net.ne.jp/hpmtmd/

まだ時間はあります!

 

(以下、余談です)

チェス戦略大全Ⅰ.jpg

私がこのGMによるチェス セミナーのことを初めて知ったのはゴールデンウィーク明けで、実は「チェス戦略大全Ⅰ」(去年12月に出版され、約3000部数を売り上げている)の翻訳を手掛けた小笠誠一さんと共に同書を出版した評言社の社長を訪ねた時でした。(その経緯はここでは省略)


私も同書を購入した一人ですが、小笠さんご本人から直接執筆にまつわるエピソードなどを耳にできたことは刺激的かつ感動ものでした。私は出版のことについては素人ですが、翻訳については自ら経営する会社の事業として手掛けているくらいなので、その御苦労はわかるつもりです。目下、同書「Ⅱ」の執筆の仕上げを急がねばならないと話す小笠さんですが、チェスへの愛着やその普及精神は筋金入りといってよいでしょう。


かれこれ約30年もの間チェスに親しんでこられた小笠さんとの出会いは、私にとってのチェスの世界を自己満足(芸術・アート・文化・歴史などといった世界観に浸る)だけではない、そこから一歩踏み出した学問の領域へと広げてくれる一つのきっかけを与えられた機会だったかもしれません。

 


Chess Essence.jpg                 この画像にある文章、今の私にピッタリ!?

     "Every Chessmaster was once a beginner."

  

 

直近の記事で紹介しましたインドネシアのチェス少年に関するテレビ番組「アジアンスマイル」が本日再放送されます。見逃した方は是非ご覧ください。(BS1で午後11時40分~)


本番組の主人公であるファリ・フィルマンシャ(Farid Firmansyah:以下、ファリ)君ですが、先月26日からギリシャのテッサロニキで開催されたWORLD SCHOOL CHESS CHAMPIONSHIP(世界学生チェス選手権)の17歳以上オープン部門で見事優勝しました(同部門は16人のプレーヤーが参加)!!またこれでファリの存在が一層世界に知れ渡ることになるでしょう。


Farid Firmansyah 1 at World School Chess in Greece_April. 2009.jpg

【WORLD SCHOOL CHESS CHAMPIONSHIP会場での試合前のFarid Firmansyah君(先月)】

 

以下のチャートは、ファリに関する近年のレーティング向上の度合を示したものです。(FIDE【フィデ】:国際チェス連盟のHPから抜粋)

 

Rating Progess Chart

Farid, Firman Syah (INA) 
rating progress chart of Farid, Firman Syah

 

ファリの現在のFIDE称号は「CM:Candidate Master(準マスター)」。CMは、GM(グランドマスター)、IM(インターナショナルマスター)に次ぐFM(FIDEマスター)のさらに下の称号です。

ファリにとってチェス界の世界最高峰に位置する称号『GM(グランドマスター)』への道のりはまだまだ続きますが、今後の更なる活躍が非常に楽しみです。


チェス学校 in Indonesia.jpgちなみにこの(⇒)画像は先日の記事で紹介したファリが所属するインドネシアのチェス専門学校です。
(同校の校長がインドネシアの最強プレーヤーであるGMのウトゥト・アディアント氏であることは先日の記事で紹介済みです)

 

 

 

ファリは今後もこの学校で腕を磨く一方、インドネシア政府からの資金援助も受けながらより高いレベルを目指して日々チェスに没頭していくことでしょう。 

In Istanbul.jpg 

Farid Firmansyah & his family.jpg

 

 

ファリにとってチェスの原点は、父親が営む屋台での客との対局です。家族のためにもファリの挑戦はこれからも続きます。ファリがグランドマスターになる日は遠い未来の話ではないと思います。


今後も彼の活躍を追ってみたくなりました。

 

  

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