英語論文における句読法(アポストロフィ)

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「論文翻訳のチェックポイント」コーナーの記事として、次は『アポストロフィ』を紹介します。

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アポストロフィ( ' )は英語論文を翻訳する上できちんと把握しておかなければならない用法の一つです。所有格、複数形、所有形容詞などでアポストロフィを用いる場合、どのような点を注意しなければならないかをご説明します。


所有格を表す場合
名詞および不定代名詞の所有格を表す場合はアポストロフィーを用います。

〈英語例文〉
一人の人を指す場合:Mark's bones
二人以上の人を指す場合: the Marks' bones

単数あるいは複数でもその語がsで終わらない英語の場合は、所有格にアポストロフィ+s('s)を付けます。
a child's wants, everyone's answer, men's concernsなど

固有名詞あるいは名前が発音されないs,z, xで終わる英語の場合は、アポストロフィ+s('s)を加えて所有格を作ります。
Marx's theories, Pres's workなど


所有代名詞
所有代名詞(his, hers, ours, its, yours, theirs, whose)にはアポストロフィ+s('s)は使いません。

  • The car is hers. 
  • Give the book its due.


複合語の所有格

複合語の最後の語の後ろにだけアポストロフィ+s('s)を用います。

  • mother-in-law's hat
  • physician-in-chief's decision
  • someone else's book
  • secretary of health's ruling 


組織名など所有を示す場合

名詞、組織、あるいは会社名などとともに所有を示す場合は、名詞あるいは名称の最後の語においてだけ所有格を用います。

  • Food and Drug Administration's policy

また、所有が個々のものであるとき、名詞はそれぞれ所有格をとります。

  • We matched the infant's and mother's records.

但し、名詞の一つが所有代名詞である場合、その他の名詞も所有格をとります。

  • I presented the intern's and my workup. 


複数形を作るためにアポストロフィを用いる場合の注意点

名詞の複数形を示す場合はアポストロフィは用いません。また、限定している語が所有格でなく形容詞あるいは限定詞として用いられている組織名にもアポストロフィは用いません。但し、公式名が基本です。

The Chicago Cubs, Veterans Affairs, musicians union, state parks rangersなど。

すべてが大文字からなる略語あるいは数字(年度を含む)の複数形を作る場合もアポストロフィーを用いません。

ECGs, EEGs, IQs, WBCs, RBCs, A woman in her 40s, During the late 1980sなど。


所有形容詞としての時間および通貨の単位

所有形容詞として用いられる時間(分、時、日、月、年など)の単位については、アポストロフィ+s('s)を付けます。通貨も同様です。

a day's wait, an hour's delay, 5 day's hard work, a few hours' time, 6 months gestation, 2 cents' worth of adviceなど。


プライム符号

プライム符号(' :分、フィートなどを表す)をつける場合はアポストロフィーは用いてはいけません。プライム符号は測定記号としては用いません。

The methyl group was in the 5' position.

 

 

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このページは、Ted Matsuuraが2009年3月19日 14:44に書いたブログ記事です。

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