本日16日からブルガリアの首都ソフィア(Sofia)で "World Chess Challenge Sofia 2009" が開幕します。16日はオープニング・セレモニーのみで、第1戦は翌日17日の午後3時(現地時間:日本時間では午後10時)スタートです。
日本と現地との時差は7時間のbehind(遅れ)ですから、オープニング・セレモニーが始まる午後6時ですと日本時間では深夜午前1時(17日)ということになります。オープニング・セレモニーの前には記者会見も開かれ(現地時間午後2時~ =日本時間午後9時~)、いずれもライブ中継されるようです。
(対戦の模様は本大会の公式ウェブサイト上でインターネットライブ配信されるようです。)
このチェスの大会では、2人の世界トッププレーヤー(Grandmaster)が8ゲームの一騎打ちを繰り広げます。この大会での勝者は、後に開催されるWorld Championshipで現世界チャンピオンのViswanathan Anand(インド)と対戦する権利を手にします。(去年10月に開催された "World Chess Championship 2008" については本ブログでも各対戦を紹介しました。Viswanathan Anandがタイトルを保持したことは記憶に新しいです)
プレーヤーの一人は地元ブルガリア人であり現在は主にスペインに居を構えるVeselin Topalov(以下、Topalov:下画像の右側)。同氏は過去に世界チャンピオンの座を手にしたことがあり、現在の世界ランキングでも第一位と誰もが認める実力者です。
対するはロシア ノヴォクズネツク(西シベリア中部)生まれの米国人Gata Kamsky(以下、Kamsky:下画像の左側)。現在の世界ランキングは17位。1996年にWorld Championship(20-game match)でAnatoly Karpov(ロシア)に敗北を喫した後、しばらくチェスの世界から身を引いていました。2004年に復帰し、また世界タイトルを狙う位置にまで返り咲いています。

前評判では、圧倒的にTopalov有利とされているようですが、FIDE(国際チェス連盟)では両者の勝算は五分五分としています。(そのFIDEの見解には、これといった確固たる根拠が見当たらないようですが)
両者は過去に8度対戦しており、対戦成績はTopalovの4勝と4引き分け。つまりKamskyはTopalovから1勝も獲得できていません。そうしたデータと最近の両者の戦いぶりから、Topalovが大本命(a clear favorite)と目されて当然と言えるのでしょう。
しかし、Topalovが最近のあるインタビューでKamskyについて「非常に手強い相手で、鉄のごとく強靭な精神力の持ち主(Gata Kamsky is a great fighter and has nerves of steel.)」と評している通り、今大会は終始タフなゲーム展開になることも十分想定されます。
明日からの両者の闘いぶりに注目です!

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