ブルガリアの首都ソフィア(Sofia)で開催されている World Chess Challenge Sofia 2009 の第6戦が24日に行われ、第1・3戦に続く引き分け(draw)に終わりました。
昨日の第5戦で敗北を喫したGata Kamsky(米国:以下、Kamsky)としては、この第6戦では白(white pieces)の先手ということで何とか勝利し再びタイスコアに持ち込みたかったところですが、対するGataTopalov(ブルガリア:以下、Topalov)の斬新な打ち手を前に有利にゲームを展開することができなかったと報じられています。
これで本大会における通算獲得ポイントは3[1/2]-2[1/2] で、Topalovのリードのまま推移しています。
この第6戦のオープニングで、Topalovは対する白Kamskyの"e4" に対し"c6" と、第2・4戦から戦術を変えてきました。(Ruy LopezからCaro-Kannへ)
その理由として、KamskyがRuy Lopezの展開から有利にゲームを展開する術を心得ているということを、Topalovサイドが第2・4戦の経験から感じ取ったからに他ならないと言われています。Caro-KannはTopalovがよく使う戦術ではないと言われていますが、ここ最近の公式戦でも何度か用いているようです。その点についてKamskyサイドは承知しており、このTopalovによるオープニングはKamskyにとって驚きには値しなかったであろうとも報じられています。
何より今ゲームで注目されたのはTopalovによる11手目"g6!?"で、斬新な打ち手(An interesting novelty)として評されています。そして、その後15手目の"Rc8!"によってTopalovはKamskyの優勢なゲーム展開を許さず五分五分に持ち込むことに成功します。
結局、43手目を終えたところで両GM(グランドマスター)がドロー(draw=引き分け)で同意します。
次の第7戦は26日に行われます。(25日は休息日:rest day)
本大会も残り2ゲームとなり、Topalovにとってはあと1勝すれば現世界チャンピオン Viswanathan Anand(インド)への挑戦権を手にすることができます。第7戦はTopalovが白の先手ということで、当人としてはここで一気に決着をつけたいところです。対するKamskyとしては、第7戦をドローで乗り切り、最終第8戦で勝利し、タイブレーク(Tie breaks:同点決勝ゲーム)に持ち込みたいといったところでしょうか。

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