ブルガリアの首都ソフィア(Sofia)で開催されている World Chess Challenge Sofia 2009 の第4戦が21日に行われ、Gata Kamsky(米国:以下、Kamsky)が地元ブルガリアのVeselin Topalov(以下、Topalov)を73手目で敗りました。
この第4戦で今大会の前半戦が終了したことになりますが、両者の今大会における通算獲得ポイントが並び、チェスファンとしては非常に見応えのある展開となってきました。
Kamskyにとっては、過去の全対戦を通して初めてTopalovから勝利を獲得したことになります。(両者は過去に8度対戦しており、Topalovの4勝と4引き分けに終わっています)この第4戦での勝利により、Kamskyが勢いづいてくるのか、はたまたTopalovが再度攻勢を強めるのか非常に見ものです!
5手目の"Be7"を打つTopalov。
第4戦についてはKamskyに称賛の声が上がっています。("It was an impressive performance by the American GM.";GM=GrandMaster) 自身の得意とするポジションを取ろうとするなかでTopalovのミスを誘います。
特に中盤におけるKamskyが打った26手目の"b3 !?"は、「非常に画期的で驚きのポーン サクリファイス(捨て駒)」("A surprising and very creative pawn sacrifice.")と評されています。その後のTopalovの攻めには正確性を欠く場面も見られたとのこと。
Topalovにとっては地元開催ということもあり、その注目度の高さは言うまでもありませんが、今大会の前半戦を終えたところで当人としては自分の望むような展開にはなっていないのかもしれません。白の先手では序盤(オープニング)からなかなか有利な展開に持ち込めず、黒の後手ではKamskyの戦術に押され気味といったところでしょうか。
Kamskyの73手目で勝負が決する場面。
さて、番外編として面白い画像を2つ紹介します。(↓)
大きさといい、各ピースのリアルさといい非常に立派なチェスセットですね。通常購入できるチェスセットでは、メタルチェスセットにこのようなリアルさがあります。私はチェスセットを3種類持っているのですが、今までメタルチェスセットには興味が持てず一つも所有していません。しかしこの迫力あるピースを見て、また違った魅力を感じ始めているところです。
(↓)次にロシアのモスクワで撮られたもので、氷を削ったチェスセットです。チェス大国のロシアらしい表現の仕方です。日本が誇る将棋の駒ではこのような楽しみ方はできないでしょうから、チェスならではのアートさが感じられます。こんな氷の彫刻が街の一角にあると、子供たちが喜ぶでしょうね。
World Chess Challenge Sofia 2009 の第5戦は、22日の休息日を挟んだ23日に行われます。
両世界トッププレーヤーの熱い戦いに乞う、ご期待!!

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