私がチェスを好きになった理由の一つには、 それがさまざまな国の歴史や文化あるいは芸術と深くかかわっているという点が挙げられます。
過去をたどれば、世間から一目置かれるような芸術家でも、芸術の道を捨てチェスの世界にのめり込んでいった人物が一人や二人でなかったことを知ることができます。
自らの作品にチェスセットを登場させた画家は少なくなかったようです。そんな作品を紹介したいと思います。
Partita a Scacchi, by Paris Bordon, 1540
この作品中央に描かれているチェスボード部を拡大してみると・・ ↓

次の2作品です。
Le Joueur d'Echecs, by Honore Daumier, 1863

La Patience, by Georges Braque, 1942
チェスを愛した芸術家でもとりわけ有名とされるのは、フランスのMarcel Duchamp。彼は一時、自ら芸術の道を捨て、チェスの世界に没頭しました。そして、1930年にドイツのハンブルクで開催されたChess Olympicsでプレーする程だったようです。つまり、Grand Masterレベルの腕前であったわけです。
Marcel Duchamp (1887 - 1968)
そして本記事最後に登場するのは、あの20世紀を代表する芸術家の一人とされるフランスの画家Henry Matisseである。マティスと聞けば知る人は多いでしょう。彼も自らの作品にチェスの世界を取り入れていました。
Henry Matisse, 1933
以下はHenry Matisseの3作品です。



いかがでしたでしょうか。
芸術に興味はあってもまだまだ疎い私にとっては、自分の好きなチェスが他の国々でどのように捉えられているのかを知ることで、今までになかった感性が磨かれるような感覚に浸れます。
この「チェスと芸術の深いかかわり」は今後も続きます。次回はチェスの芸術性を全く違ったアプローチで捉えている芸術家を紹介したいと思います。

コメントする