2008年11月アーカイブ

 

many spectators and players.jpgドイツ東部 ザクセン(Saxony)州の州都ドレスデン(Dresden)で 開催されているThe 38th Chess Olympiad 2008 (第38回チェス オリンピック2008)は、残すところあと数日となりました(25日まで)。

チェスの世界の 祭典と言われるだけあって、連日大勢の人が会場を訪れているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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本記事では、コメントは差し控え、画像を中心にお届けします。

 


会場があるドイツ ドレスデンでは雪が降りました。

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雪が降る前のドレスデンの風景です。

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そして、これがChess Olympiad 2008が開催されている会場です。(↓)

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次にチェスをモチーフにした芸術作品(?)をいくつか・・

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Congress Center Chess Day 128.JPG こんなリアルなナイト(knight)のピースがあったら少しドキっとしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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よく見ると、テーブルの上にはチェスセットがあります。
 


一風変わったチェスピースです。

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Congress Center Chess Day 082.JPGのサムネール画像

 



オリンピックならではの光景も紹介します。

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子供たちも真剣なまなざしです。

 


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視覚障害者(visually impaired)も参加しています。手元に注目してください。(↓)

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私はこれを初めて目にしましたが、点字を応用したものでしょうか。別にあるミニチェスセットと組み合わせて使うのではないかと想像しています。

 

 

 

「通訳」と「異文化コミュニケーション」は同じ意味に捉えられることが多いです。どちらの言葉も何気なく使われていますが、実際に行うことは容易ではありません。それをアートの世界で実践している日本人を紹介したいと思います。


 村上隆(むらかみ たかし)さんと言えば、今ではその名を知る人は多いと思います。

murakami_im01.jpg      tongarikun by Murakami.jpg

 

同氏は、東京芸術大学 美術学部 日本画科卒、29歳でアーティストデビューし、39歳の時に米国の展覧会で海外進出を果たし、2005年ニューヨークで開いた「リトルボーイ展」で米国のメディアに絶賛されました。アニメやマンガをモチーフにした絵画やフィギュアを発表し続けるアーティストとして、欧米で高く評価されています。「オタク文化」と呼ばれる日本のサブカルチャーを世界に認めさせた現代アートの革命児と言えます。現在は、ニューヨークにもオフィスを構え、日本にある工房では24時間体制で制作にあたるなど積極的に活動しています。(現在46歳)

2005年「リトルボーイ展」の"リトルボーイ " とは、米国が日本に落とした原爆の名称です。村上隆さんはこの展覧会で、敗戦を経て戦争を放棄し平和国家となった日本において、その歩みのなかからアニメやマンガといった独自の文化が生まれたという考えを示して見せました。当時の米国メディアは、『大胆不敵で日本の文化や歴史への理解が深まる素晴らしい機会になるだろう』とこぞって評価しました。

39歳の時の展覧会では、葛飾北斎の浮世絵と自身が好きだった「銀河鉄道999」の絵を並べ、アニメやマンガの構図や表現方法は浮世絵から連なる日本の伝統美であると説明したのです。


この村上隆さんの作品には、人間の普遍的なコミュニケーションが根底のテーマとしてあります。興味深いのは、同氏があの有名な画家ピカソと同じ手法により自らが通訳として日本のアートを世界に送り込んだという点です。ピカソの絵は、アフリカのアートを採り入れた西洋画家の風体(ふうてい)をしてプレゼンテーションされたものである、と同氏は捉えています。同様に、日本のアートをアフリカの土着的な芸術のように考えて、それを油絵風味で通訳することである種の化学変化を起こすというのが村上隆流のコンセプトだと語っています。


「通訳する」と一口に言っても、実にさまざまなかたちがあることに気付かされます。アーティストにとってはそれが独自の文化や感性を世界に発信していく作業そのものとも言えます。ループ・インタープリターズ(以下、ループ)の『インタープリターズ』には、通訳者という一意的な意味だけでなく、もっと広い意味での「解釈者」として世の中から必要とされる存在になるという願いも込められています。クライアントからいただく一つ一つの通訳・翻訳の仕事に対し、言葉という道具を用いたサービスを提供することで期待に応え続けていく、それがループの姿です。村上隆さんの話しぶりには随所に巧みな言葉使いが感じられますが、それはアーティストとして自分の感性を世界に発信していくためのツールとして、コミュニケーション能力を重視しているからだと思います。


村上隆さんは、今アニメーションの制作にも取り掛かっており、そのことについて「これまでにやってきたことがないコンテクストなので難しいが、映画という文法を借りて自分のメッセージを伝えたい」と語っています。メッセージには当然言葉が必要になりますが、そこにどんな言葉を置くかは感性が大きく影響します。ループの事業である通訳・翻訳に当てはめれば、訳語の選定ということになりますが、そこにはアートの要素も関係していると思います。言葉の持つ意味を文化的背景とともに的確にとらえ、それを別の言語で表現していくプロセスには、機械では消化しきれない思考能力が必要となります。 


同氏は、今「寿命」をテーマにそれを子供にどうやって伝えるのかについても思いを巡らせているようです。「遺伝子を引き受けてなぜ生きていくのか?という意味を、宗教や医学の世界のエッセンスを全部盛り込んで伝えてみたら子供はどうやって育つのか、をアニメーションを通してやってみたい」と現代アートの分野で新たな表現方法を模索しています。世界に胸を張って自分の芸術を認めてもらうことは素晴らしいことであると語る一方、日本は世界一の芸術大国になる可能性を持っているが豊か過ぎてそのことに気が付いていないと考えるその冷静さにアーティストとしての能力の高さを感じます。

 

 

 

ドイツ東部 ザクセン(Saxony)州の州都ドレスデン(Dresden)で The 38th Chess Olympiad 2008 (第38回チェス オリンピック2008)が開幕しました。25日までの2週間にわたってこの世界の祭典が催されます。

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12日のオープニングセレモニーでは華やかに演奏やショーが披露されました。日本人にとってオリンピックと言えばスポーツの祭典しか思い浮かびませんが、世界の多くの国で老若男女を問わず親しまれているチェスのオリンピックもなかなか盛大です。

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Chess Olympiad 2008 の第一ラウンドがスタートし、会場は多くの人で賑わっています。
先ずはチェスセットから・・

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このチェスセットが会場にずらりとセッティングされると、こうなります。(

 

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ラウンド1のスタートです。各テーブルで対戦が繰り広げられています。結構な人集りです。

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 本ブログの「契約書翻訳の要点」コーナーの記事更新がご無沙汰しておりました。


前回の記事「英文契約書の構成と一般共通条項 -前文2-」の最後部にあった『約因(consideration)』について触れます。


約因とは、英米の契約法上の概念です。

契約の一方の当事者が行うことに対して、ギブ・アンド・テイクの関係で他方の当事者が行うことを意味します。米国の州の司法試験には、普通 "Consideration is that which is bargained for and given in exchange for a return promise." (約因とは、交渉の結果、相手からの約束と引き替えに与えるもの)とすればよいとされています。

わかりやすく言えば、売買契約において、売主が品物を引き渡すことと、買主が代金を支払うことが約因の関係にあるということです。ちなみに、自分が利益を得るだけで損はしない場合は、約因がないということになり、契約ではなく単なる贈与とされます。


おおまかに言えば、英米の契約法の理論では、約因がない契約は無効とされます。それを前提にすれば、建前上はすべての英文契約書について、約因があるかどうかを確認する必要があることになります。しかし、現実問題としては、それほど神経質になる必要はないようです。その理由として、独立した第三者の間で結ばれる契約において、ギブ・アンド・テイクがないものなど考えにくいことがあります。

約因の有無が問題になるのは、例えば親会社が子会社に資産を贈与するとか、親会社が子会社の銀行借り入れについて保証料をとらずに保証するなどの無償の取引の場合です。


つまり、(誤解を恐れずに言えば)通常の契約であれば、"consideration" の部分は決まり文句であると捉えておいて問題ないと思われます。


最後に、過去実際に英文契約書の翻訳案件で見られた表現を一例として紹介します。これも典型的な一文でしょう。

NOW, THEREFORE, in consideration of the foregoing, the parties hereto agree as follows:
(したがって、上記を約因として、両当事者は以下のとおり合意する。)
 

この表現も英文契約書に慣れていない人からすれば、いまいちとらえどころのない文面に映るでしょうが、いくつかの英文契約書に目を通してみれば、似たような表現が存在することに気付かれることでしょう。


 

 

10月21日に1都10県のコンビニエンスストアで発売された「スターバックス ダブルショット® エスプレッソコンパーナ」(↓ 右側)および「同 エスプレッソドッピオ」(↓ 左側)が女性に人気のようです。


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これらは、スターバックスブランドのRTD(Ready To Drink)コーヒーの第2弾です。STARBUCKS社が新たな「プレミアムカテゴリー」(コーヒー市場における高付加価値製品群)の創設に向け投入した新製品です。最近、女性に人気の商品が相次ぎ登場しており、これもその一つです。140g缶で希望小売価格が170円(税別)と缶コーヒーとしては割高ですが、10月末までの販売数量は計画通りの水準であったと報道されています。


実際にコンビニエンスストアで目にすると大分小さく見えるので、高級路線のコーヒー商品とわかっていながら私は購入するに至っていませんでしたが、飲みやすい味や本格感を割安に楽しめるということで、若い女性に支持されているようです。もともとこの商品は、30代男性向けに開発されたものですが、予想以上に20~30代の女性も購入しているとのこと。STARBUCKS(スタバ)店舗のメニューにある「スターバックス ラテ」(Sサイズ)の320円に比べ安く、節約志向のスタバファンが購入していると見られています。


この「スターバックス ダブルショット® エスプレッソコンパーナ&エスプレッソドッピオ」には、スタバの店舗と同じ「エスプレッソ ロースト」豆が使用されています。エスプレッソ ローストと言えば、スタバ店舗で飲めるコーヒーの代表的存在である「スターバックス ラテ」などのベースになっている豆で、その用途は広いです。


ということで、缶コーヒーの文化が根付いている日本では比較的好調なSTARBUCKS社ですが、本拠を置く米国では業績がガタガタの状況です。数日前のニュースでは、米国経済低迷の影響もあってか収益が前年の95%減ということで、非常に厳しい台所事情が見受けられます。確かに現在の経済不況の影響が多分にあるでしょうが、これだけ世界でコーヒービジネスが展開されている現状では、STARBUCKS社として事業戦略の見直しも迫られているのかもしれません。


私としては、スタバが一般の店舗でもカスタムブレンドの豆を提供するサービスを始めて欲しいと希望します!高価格路線の缶コーヒーあるいは豆を売り出すのもいいですが、コーヒー好きな客がもっと満足できるブレンドの提供やそうしたカスタムブレンドを相談できるスタッフの育成をしてほしいです。そうすることで、本当の意味での高付加価値サービスが生まれ、ゆるぎないスタバファンの獲得につながっていくと思います。

 

 

 

Chess Olympiad 2008_logo.jpg 明日11月12日から25日まで、ドイツ東部 ザクセン(Saxony)州の州都ドレスデン(Dresden)で The 38th Chess Olympiad 2008 (第38回チェス オリンピック2008)が開催されます。


チェスの世界的祭典であるChess Olympiadは2年ごとに開催され、国別対抗戦方式で争われます。今大会では、152の国々が登録しており、トータルで275チームが存在するようです。総勢2000人を上回るプレーヤーが参加するとされ、開催者側は一日に1500人程度の入場者数を見込んでいます。

 

参加プレーヤーのなかには、つい最近ドイツのボン(Bonn)で開催されたWorld Chess Championship 2008でタイトルを賭けて対戦したViswanathan Anand(インド)とVladimir Kramnik(ロシア)も含まれているようです。

 


Chess Olympiad 2008_logo 2.jpg

 

 

なんと!大変嬉しいことに、このThe 38th Chess Olympiad 2008 (第38回チェス オリンピック2008)の模様を24時間いつでも観ることができそうです。

本大会の公式サイトで提供されている "Chess Olympiad TV"  というソフトウェアをダウンロードすれば、世界のどこからでも現地の模様を目にすることが可能です。(但し、アクセス状況によって音声や映像が途切れ途切れになることが十分想定されるでしょう)

早速自分でダウンロードし、どんな映像が流れるか試してみたところ、数十秒の大会プロモーションしか流れていませんでした。大会は明日12日開幕なので、まだそんな程度なのかもしれません。


いずれにせよ、私にとってChess Olympiadを目の当たりにするのは今回が初めてなので、どんな祭典であるのか楽しみにしているところです。

 

 

 

私がチェスを好きになった理由の一つには、 それがさまざまな国の歴史や文化あるいは芸術と深くかかわっているという点が挙げられます。


過去をたどれば、世間から一目置かれるような芸術家でも、芸術の道を捨てチェスの世界にのめり込んでいった人物が一人や二人でなかったことを知ることができます。


自らの作品にチェスセットを登場させた画家は少なくなかったようです。そんな作品を紹介したいと思います。


Partita a Scacchi, by Paris Bordone, 1540.jpg                                     Partita a Scacchi, by Paris Bordon, 1540


この作品中央に描かれているチェスボード部を拡大してみると・・  


Partita a Scacchi - detail.jpg

 

 

次の2作品です。

Le Joueur d'Echecs, by Honore' Daumier, 1863.jpg                             Le Joueur d'Echecs, by Honore Daumier, 1863

 

La Patience, by Georges Braque, 1942.jpg
                                      La Patience, by Georges Braque, 1942

 

 

チェスを愛した芸術家でもとりわけ有名とされるのは、フランスのMarcel Duchamp。彼は一時、自ら芸術の道を捨て、チェスの世界に没頭しました。そして、1930年にドイツのハンブルクで開催されたChess Olympicsでプレーする程だったようです。つまり、Grand Masterレベルの腕前であったわけです。   Marcel Duchamp, the father of Dadaism.jpg                                          Marcel Duchamp (1887 - 1968)

 

 

Henri_Matisse_1933.jpgそして本記事最後に登場するのは、あの20世紀を代表する芸術家の一人とされるフランスの画家Henry Matisseである。マティスと聞けば知る人は多いでしょう。彼も自らの作品にチェスの世界を取り入れていました。

 

 

 

 

 

                   Henry Matisse, 1933


以下はHenry Matisseの3作品です。

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いかがでしたでしょうか。

芸術に興味はあってもまだまだ疎い私にとっては、自分の好きなチェスが他の国々でどのように捉えられているのかを知ることで、今までになかった感性が磨かれるような感覚に浸れます。

この「チェスと芸術の深いかかわり」は今後も続きます。次回はチェスの芸術性を全く違ったアプローチで捉えている芸術家を紹介したいと思います。

 

 

 

30年にわたり通訳の検定試験などを実施してきた「日本通訳協会」が資金繰り悪化を理由に東京・新宿にある事務所を閉鎖していたことが判明しました。


  通訳検定_バナー.gif

 

明日予定されていた検定試験も直前に中止されることになったようです。


同協会は「今般の経済不況のなかで必要な金融支援も受けられず、やむなく閉鎖せざるを得ない」と説明しています。(日本通訳協会閉鎖のお知らせはこちら


私が経営するループ・インタープリターズ(以下、ループ)には直接関係はありませんが、通訳業界に身を置く一人として、少し複雑な気持ちになりました。ループの通訳事業では、第一線で活躍する優秀なプロの通訳者を起用するのですが、プロの通訳者はこの通訳検定ではなく、通訳養成の専門スクールを卒業している人が多数を占めます。通訳検定を受験するのは、どちらかと言えば通訳を生業にしていない人がほとんどでしょうが、通訳がどんなものなのかを知ってもらうという意味でもとても有効な制度だと思います。


専門性の高い講演などの通訳を請け負う際に注意を要するのは、クライアントがどの程度通訳を理解しているか、あるいは通訳を使い慣れているかということです。通訳についてほとんど理解されていないクライアントを相手にする場合、ある程度の時間をかけて通訳の仕事そのものについて理解を促すことが欠かせません。通訳という存在に不慣れなお客様によくあるパターンとして、通訳は機械的にいとも簡単に言葉を発していくと思っていることです。そんなことは決してなく、事前の入念な準備(講演者などから入手する資料など、時には膨大な量になることも)はもちろんのこと、本番での凄まじい程の集中力や培ってきた思考回路を駆使して最高のパフォーマンスを発揮しているのが通訳です。


たとえ他の言語を流暢に話すことができても、通訳ができるかと言えば、それは別の話です。ある程度高いレベルの言語力があって、それにプラスして通訳に必要な記憶保持能力や高速かつ正確に機能する思考回路などが通訳には求められるのです。そうした能力は一朝一夕には得られるものではなく訓練が必要となりますが、一方で一般にはこうした事実はなかなか知られていません。そういった意味で、今回中止となった通訳検定は、通訳がどんなものなのかをより広く知ってもらうには良い手段であったと思われます。


通訳の代表的な活躍の場として国際会議がありますが、ここ近年日本国内における開催数が年々減少傾向にあります。一方で、シンガポールなど他のアジアの国における開催が増加しています。そんな現状を背景に、この度の日本通訳協会の閉鎖が通訳業界にどんな影響を及ぼすかはわかりませんが、これでより一層「知る人ぞ知る」世界になってしまうことを私は危惧します。

 

 

 

11月に入り、テレビCMや街の装飾などクリスマスへ向けた雰囲気づくりが始まっています。私はちょうど今頃から年末にかけての時期が一年で一番好きです。

 

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本日、STARBUCKS(以下、スタバ)から毎年恒例の「クリスマス・ブレンド」が発売になります。


以前、この STARBUCKSにみる"最高の一杯"!? のコーナーでクリスマス・ブレンドの前情報をお知らせしましたが、今年からパッケージのデザインが刷新されています。(

 

STARBUCKS_CHRISTMAS BLEND.jpg ここ数年出されているスタバのコーヒー豆のパッケージとは一線を画したデザインで結構思い切った感があります。


あとは実際に飲んでみた時の印象がどうかですが・・
つい最近、INODA COFFEE(イノダコーヒ)との良き出会いがあったばかりなので、今年のクリスマス・ブレンドとの比較が楽しみです。ちなみに、過去数年の同製品にはいまいち満足できていませんでした。

 

 

このクリスマス・ブレンドは今年で24周年を迎えます。私とスタバの付き合いが始まったきっかけはこのコーヒー豆だったので、毎年楽しみにしています。

早速、購入してみようと思います。

  

クリスマス・ブレンドと共に、ギフトセットも発売されます。
以下の商品は一部ですが、ちょっとしたお歳暮として贈ってみるのも良いかもしれません。


STARBUCKS_GIFT 1.jpg             STARBUCKS_GIFT 2.jpg
       コーヒー6パック ギフトセット             コーヒー ペアリング トリーツ ギフト
             (¥2,800)                          (¥1,800)   

  

 

「翻訳」といってもこの翻訳の世界は様々なジャンルに分かれており、翻訳会社だからといってすべての翻訳を扱うわけではありません。弊社のように、企業や研究機関を対象に契約書や特許、研究論文、技術文書を専門にするところもあれば、専門書や小説などの書籍翻訳、映画の字幕翻訳、音楽の歌詞翻訳など様々です。


企業や研究機関を対象にしていますと著作権そのものは依頼元の企業や研究機関にありますので、依頼された内容にいちいち翻訳者や弊社のような会社名がでることはありません。しかし、書籍や映画の字幕、そして歌詞翻訳では必ず翻訳者の名前が著者名とともに連名されます。これは、著作権の対象となり、翻訳者は二次的著作物(著作権法2条1項11号)の著作者となり著作権を有します。


少し専門的な話になりますが、現在の法律では、原則著作者生存期間と死後50年間は、原著作者の許諾がなければ翻訳することはできません。例えば、原作者がある本を出してから50年以上たっているものをある人が翻訳したとします。翻訳されたその本の著作権=経済的権利は翻訳者にのみあるということになります。なぜなら、原著作者は、二次的著作物の著作者と同一の権利を専有する(同28条)と規定されていますが、この経済的権利は、保護期間が存続する間しか主張できないからです。但し、原作者は、経済的権利は失うものの、人格権は原作者の死後も保護されます(同60条)。ですから、経済的権利がないからといって、原作を自由に変更したりすれば故意又は過失により人格権を侵害する行為になると考えられ、遺族(孫までの姻族)は、差し止め請求とともに名誉回復措置を請求することもできるのです(同116条)。また、海外の書籍を扱う場合、第二次世界大戦の連合国は、10年以上の戦時加算があり、米、英、仏などの国民の著作者は保護期間の計算方法が異なるようなのできちんと調査した上で翻訳をする必要があるようです。


さて、この経済的権利である著作料ですが、売れれば売れるほど儲かることはいうまでもありません。翻訳の世界もピンキリですが、近年最も有名な翻訳者といえば、松岡佑子さん。


ハリー・ポッターシリーズを翻訳した方です。彼女の印税は数十億と聞いたことがあります。全く羨ましい限りですが、現代だからこそ成し得たことのような気がします。個人的には彼女は単なる翻訳者というより企業家としてのセンスや先見の明があったのではないかと思います。そんな彼女もスイスでの豪邸住まいを優雅に楽しんでいるのかと思いきや、ご主人を亡くされたり、ハリー・ポッターの「不死鳥の騎士団」を翻訳している最中に父親を亡くされたりといろいろと苦労されているようです。しかし、それらの経験が翻訳にも生かされているとご本人のコメントを読んだことがあります。


最近、翻訳について興味のある記事を読みました。2008年11月1日の日本経済新聞に掲載された「源氏物語千年紀」についてです。「源氏物語千年紀」というタイトルだけでもロマンを感じます。源氏物語が誕生して1000年を迎え各地で様々な行事が行われているほか、世界の源氏研究者が様々な成果を発表しています。先日、文化勲章を受章したコロンビア大学のドナルド・キーン教授もその一人です。記事によると、源氏は英国、フランス、ロシア、韓国、スウェーデンなど二十以上の国や地域の言語に翻訳されており、現在もモンゴル語、ウクライナ語、エスペラント語が進行中とのこと。

 

2008年11月1日の日経新聞記事

日経記事(源氏物語)_081101.jpg

 

源氏物語ともなると、原文を読み解くにもかなり専門的な知識がいるので、古典語を現代語に翻訳する「現代語訳」という作業が必要になります。現代語になった源氏物語でも、更に外国語に翻訳するとなれば、歴史、美術史も含めかなり広範囲の研究をしなければ、美しいこの日本独自の物語を外国語に翻訳するのは難しいことが容易に想像することができます。しかし、一方で難しいからこそやりがいがあり、日本独自の言語とそれにマッチした言語表現を生み出す喜びもあるに違いありません。様々な研究者によって翻訳されているので、もちろんその翻訳者が二次的著作物として権利を持つのでしょうが、これだけの大作は国家レベルのプロジェクトとして支えていくことも必要でしょう。


少し話はそれますが、源氏物語はこれだけ有名なのにもかかわらず、本格的なドラマや映画が少ない印象があります。また、美しい源氏を演じるため、映画やドラマの多くが女優に源氏役をさせています。紫式部役の吉永小百合と源氏役の天海祐希の「源氏物語・千年の恋」という映画がありましたが、ここでも源氏役が女優でした。美しい源氏というイメージから女性を起用したくなる気持ちもわかりますが、個人的にはやはり源氏は日本男児に演じてほしいと思ってしまいます。物語の中心は男女の愛憎劇なので、 NHKの大河ドラマなどでは扱いにくいかもしれませんが、これだけ世界で愛される古典文学であり、また多くの国で翻訳されているのなら、本格的な長編ドラマを作って世界に日本の文化をより強くアピールするべきだと感じます。これからは日本が何かと注目される時代が再びやってくる予感がするのは私だけでしょうか。。。

 

 

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