World Chess Championship 2008 ~Round 6 速報! ~

| | コメント(0) | トラックバック(0)


Game 6_logo.jpg

 ドイツのBonn(ボン)で開催されているWorld Chess Championship 2008 の第6戦が行われました。前日の第5戦に続いて現チャンピオンのV. Anand(インド)が勝利を収めました。本大会の中間折り返し点に差し掛かったところで、通算の対戦成績はAnandの3勝と3引き分けとなりました。


依然、挑戦者のV. Kramnik(ロシア)は1勝もできていません。この第6戦でKramnikは、とにかく勝ちを取りにいく戦法をとってくるだろうと大方が予想していましたが、フタを開けてみると代わり映えのしない、かつ対戦相手のAnandが得意とする戦術を展開したとのこと。Kramnikはあえてそうした手に打って出たのかもしれませんが、結局この第6戦でもAnandのゲーム展開の方が一枚上手だったようです。


一方のAnandについては、その斬新な手筋や戦術における用意周到さがこの大会で功を奏していると一様に評されています。

 

Game 6_under way.jpg

第6戦中の両プレーヤー。

 

Game 6_Anand at opening.jpgのサムネール画像   Game 6_Kramnik at opening.jpgのサムネール画像

第6戦スタート直前における両プレーヤーの表情 

 

先手白駒のAnand(上画像の左側)による47手目のチェックで勝負が決しました。挑戦者Kramnikが手を差し伸べ投了(=まいった)しました。 

Game 6_Kramnik resigns.jpg 

 

今回は第2~5戦に比べ、カメラマンの数が多かったようです。それは、この第6戦ならではの理由があったから・・ 

Game 6_more photographers.jpg

 

  の画像がその理由です。 

  

Game 6_Karpov as guest of honor.jpg

この第6戦には、貴賓(guest of honor)として元世界チャンピオンの Anatoly Karpov(ロシア)が来場していたから。 この一戦の初手を指す役割を担っていたようです。


 

Game 6_Karpov's first move.jpg 

 

さて、だんだん後がなくなってきている挑戦者のKramnikですが、次の第7戦では是非その真価を発揮してほしいです。

大方の見方では、これで今年の世界チャンピオンシップはほぼ決したとされています。この第6戦後の記者会見では、Anandが初めて笑みを浮かべたとも報じられています。

 

Game 6_Anand smiling at press conference.jpg

 

その一方、この敗戦でKramnikにはもはやプレッシャーはなくなり、彼の真のチェスが発揮されるのでは?と期待する声もあるようです。(チェスの歴史におけるトッププレーヤー達の事例に照らして)

Game 6_Kramnik at press conference.jpg 

 

 

 

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: World Chess Championship 2008 ~Round 6 速報! ~

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.loop-interpreters.co.jp/mt/mt-tb.cgi/78

コメントする

このブログ記事について

このページは、Ted Matsuuraが2008年10月22日 10:09に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「World Chess Championship 2008 ~Round 5 速報! ~」です。

次のブログ記事は「句読法 (ピリオド、疑問符、感嘆符)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。