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ドイツのBonn(ボン)で開催されているWorld Chess Championship 2008の第11戦が行われました。
Viswanathan Anand wins World Championship !
結果はドロー(引き分け)に終わり、これで現チャンピオンV. Anand(インド)が World Chess Championship 2008のタイトル保持を確実にしました。
結局、本大会は通算対戦成績 Anandの3勝、挑戦者Vladimir Kramnik(ロシア)の1勝および7引き分けでその幕を閉じることになりました。
前回の第10戦ではV. Kramnikが初めて1勝を収め、同氏の本来の実力が発揮され始めてきた感があっただけに、最後の第12戦を前にして勝負が決してしまったことは残念でなりません。

今大会「World Chess Championship 2008」を戦い抜いた二人の世界トッププレーヤーに与えられたトロフィー( ↑ )

歴然としたトロフィーの大きさの違い
最終戦となった第11戦では、白(White pieces)先手のAnandがオープニング(第一手)を "e4" に切り替えてきました。Anandが白の先手であったのは第2、4、6、7、9、11戦でしたが、この第11戦を除くすべてのゲームでオープニングが " d4 " でした。 e4 のオープニングはAnandが長年得意としている戦術。ゲーム後の記者会見でKramnikは、「e4とd4どちらのオープニングにも備えるのはたやすいことではなかった」とコメントしています。ここへきてAnandがe4 のオープニングに切り換えてきたことで、Kramnikは完全に意表を突かれたのかもしれません。現に第一手を打つまでに相当の時間をかけている同氏の姿が伺えます。

最終戦となった第11戦に臨む現チャンピオンのV. Anand

オープニング(第一手)を "e4" に打って出る模様
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それをジッと見守る挑戦者のV.Kramnik
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オープニング "e4" に出た対戦相手の心中を推し量るかのようにしばらくAnandを見つめるKramnik
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Anandのオープニングに意表を突かれたのか、後ろにもたれながら考え込むKramnik
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第一手を " c5 " に打つKramnik
(この時点で、あらゆる手を尽くして戦わねばならないと覚悟を決めたKramnik)

この対戦が最終ゲームとなるかもしれないというのに、これまで満席だった観客席には所々空席が見られます。(チケットはSOLD OUTのはずですが・・)今大会におけるKramnikの勝機はもうないと悟ったチェスファンあるいは報道関係者がいることの表れでしょうか。
第11戦は24手を指したところでKramnikの申し出によりドロー(引き分け)が成立。巨大モニターにはその時の模様が映し出されています。(⇒)
今大会のWorld Chess Championship 2008 を制したAnandは記者会見で「今は嬉しいというより、本当にホッとしている」 とコメントしました。これでAnandは試合形式の異なる3つのWorld Championship(FIDE World Chess Championship 2000、World Chess Championship 2007、World Chess Championship 2008)を制したことになり、これは史上初の快挙です。

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