句読法(ハイフン① 一時的な複合語)

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日本語ではあまりハイフンを使って単語をつなげるということはしませんが、英語においてはハイフンは単語、接頭辞、接尾辞をつなぐ役目をするためたびたび使われます。従って、翻訳の上でもハイフンの使い方を把握しておかなければなりません。ハイフンの使い方をしっかりと身につけておくと、翻訳における文章の意味を明確に表現することができます。

次のような文をハイフンでつなぐとどのように表現できるか見てみましょう。

通常の英語の例文    

  1. methods of decision making      
  2. The work was the least read in the collection.
  3. The anastomosis was end to end. 
  4. Values were upper class.
  5. The suture material was low quality.
  6. The resolution was low density.
  7. ratio of albumin to globulin
  8. the test of Binet and Simon

ハイフンでつなげたときはどうなるでしょう?上記の番号対象になっています。
  1. decision-making methods
  2. least-read work in the collection
  3. end-to-end anastomosis
  4. upper-class values
  5. low-quality suture material
  6. low-density resolution
  7. albumin-globulin ratio
  8. the Binet-Simon Test
例文:No. 1,2
名詞の前にきて、名詞や副詞と一緒になって形容詞の働きをする分詞を含む複合語をハイフンにつなぎます。

例文:No.3
複合形容詞句は修飾する名詞の前にくるが後ろにこないときは複合形容詞句をハイフンでつなぎます。

例文:No.4-6
形容名詞複合句が別の名詞の前にきて、その名詞を修飾するが名詞の後ろにはこないとき、形容名詞複合句をハイフンでつなぎます。

例文:No.7,8
修飾する名詞の前にくるが、その後ろにこない場合、独立した修飾語として等位的に用いられる二つの名詞を組み合わせるのにハイフンを使います。

その他にも以下のような場合には単語と単語の間にハイフンを使います。論文翻訳においては必ず使われる部分ですので、例文を参照しながら確認してください。

  1. middle-, high-, low-のつく形容複合語
  2. 単数名詞として用いられる同等地位の二つの名詞
    (player-manager, author-critic, soldier-statesman, physician-poet)
  3. 前置詞を含む複合名詞
    (tie-in, tie-up, go-between, hand-me-down, locker-on)
  4. 最初の要素が数時である複合語がその修飾する名詞の前にくる場合
    (18-factor blood chemistry analysis, 2-way street, ninth-grade reading level, 1-cm increments)
  5. 名詞の前にくるか述語形容詞として後ろにくるかして等位的、あるいは相反する語として用いられる二つ以上の形容詞
    (the false-positive test results, false-positive, double-blind study, double-blind)
  6. 二つの要素が同じ重要性を持つ色に関する言葉
    (blue-gray eyes, blue-black lesions)
  7. 名詞の前にきても後ろにきても続く接頭辞のall-, self-, ex-で作られた複合語
    (self-assured salesperson, all-powerful ruler, self-respect, ex-husband)。
    但し、viceについてはつける場合とつけない場合があるので、公式な文章については雑誌(ジャーナル)の指針に従ってください。
  8. 接尾辞 -type, -elect, -designateからなる複合語
    (Hodgkn-type lymphoma, Valsalva-type maneuver, chair-elect, secretary-designate)
  9. 形容詞のcross- 
    (cross-country race, cross-city competition, cross-eyed cat)
    但し、crossbred, crosshatched, crossmatched, cross sectionはどはハイフンを使いません。使ってよいもの使わない方がよいものは最新の雑誌(ジャーナル)の指針を確認したほうがよいでしょう。
  10. 形容複合語とquasi
    (quasi-legislative group, quasi-diplomatic efforts)
  11. 固有名詞、大文字の語、数字、略語の前にくる接頭辞
    (anti-American demonstration, pro-Isreali forces, pre-AIDS era, pseudo-Christian, post-1945 clothing)
  12. 21から99までの複合数字、基数、序数を文の始めに文字で表現するとき
    (Thirty-six patients were examined.)
  13. 形容詞として用いられる分数
    (A two-thirds majority was needed.)
    但し、名詞として用いられている文字表記された共通分数はハイフンを使わない
    (Three fourths of the questionnaires were returned.)
  14. 二つ以上のハイフンでつないだ複合語が共通の語幹を持っているときは、最後の一つを除き、その語幹は省く。
    (first-, second-, and third-grade students, 10-, and 15-year-old boys,)
    一つの語として表されるハイフンでつないでない複合語の場合は、語幹は繰り返す。
    (Videocassettes and videodiscs were used in the presentation.)

 

 

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このページは、Ted Matsuuraが2008年10月28日 13:00に書いたブログ記事です。

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