論文における良い文章作り―文法編(動詞全般)

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動詞については大きくわけて能動・受動態、直接法、命令法、仮定法などの法、時制があります。翻訳の上ででは当然に把握しているところですが、もう一度再確認しておきましょう。

能動態、・受動態
論文においては、基本的に能動態で文章を作るほうが望ましいといわれています。論文においては明確な表現が求められるためです。

避けたほうがよい表現: Data were collected from 1000 patients by physicians.
望ましい表現: Physicians collected data from 1000 patients.

シンプルな文章ですが、受動態より能動態のほうがすっきり表現できることがわかります。

仮定法
動詞は直接法、命令法、仮定法に分けられますが、一番注意が必要なのはやはり仮定法です。

仮定法は、主に希望(I wish it were possible)、仮定(If I were to accept the position)、事実に反する状況(If I were younger)などを表現するのに用いられます。仮定法はかなり形式張った状況で現れ、過去形(were)や現在形(be)を伴います。

過去形の例文
If we were to begin treatment immediately, the patient's prognosis would be excellent.
現在形の例文
The patient insisted that she be treated immediately so that her prognosis would be excellent.

次に難しい点が、仮定法でも仮定ではなく実際の出来事が論じられている文章に用いられている場合があるということです。このあたりになると、判断が難しいので基本的に仮定法を使わず直接法で表現したほうが間違いがないと思います。

時制
学術文書で出版された論文を参照するとき、時制の選択をするのが難しい場合があります。

現在時制(現在形)
世間一般の真実、事実の陳述、真実であり続けるようなものについて表現する場合

現在分詞(have been)
知的重要性を持ち続けている最新の過去に出版された報告書について言及する場合

過去時制1(was, had, were, 動詞の過去形)
生物医学論文において、論文の中で論じられている研究成果について記述する場合
現在でも歴史的な価値があり、数か月から数年前に発表された論文について言及する場合(但しこの場合はいつ発表されたか日付を文章に加えます)

時制は、ひとつの文章の中で一貫していなければなりませんが、前後関係や判断によって決められるため、一つの論文の中で変わることがあります。また、過去時制と現在時制は現在の文脈に二つのものを入れるために同じ文で用いることもあるため、必ずこのようにするといった形式がありません。しかし、基本的には一貫性を保つことが必要です。

二重否定
一つの文章の中に二つの否定が入るため、肯定文のようにすんなり入ってこないので、文を読み直したりしなければならない場合もあるので、できれば論文には使用しないほうが良いでしょう。

分離不定詞
分離不定詞は、toと動詞の間に副詞などを入れることができない一つの語で、専門家の中には分離不定詞を避けるようにアドバイスする方もいます。禁止事項は緩和されてきているようですが。。。

短縮形
can't aren'tなどの短縮形は公式の文章では使わないようにしましょう。



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このページは、Ted Matsuuraが2008年10月17日 13:47に書いたブログ記事です。

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