名詞は文章の主語や目的語となるので、かなり多くの部分に占める割合も多くなりますが、英語の文章では名詞は修飾語として用いられるため、使いすぎると明確さを損なう可能性もあります。
ただ、文法上では厳格さというよりは、より洗練された使い方を学ぶと読んで気持ちの良い文章を作ることができます。これは、翻訳の上で非常に大切な部分であり、また翻訳を生業とするものにとって表現力の引出しをたくさんもっているかどうかの力量を問われる部分でもあります。
修飾語としての名詞(名詞列)
以下の名詞をどのようにすれば洗練された論文形式の表現になるのか例を見てみましょう。
(望ましい表現)
(1) diabetes patient(糖尿病患者)⇒ ・patient with diabetes
・diabetic patient
(2) depression episode (うつ病の発現)⇒ ・episode of depression
・depressive episode
(3) elderly over-the-counter drug users⇒ ・elderly users of over-the-counter drugs
(市販薬の高齢の利用者)
科学系や技術的な論文では、名詞が複数集まったものが多く、論文の専門書によっては、文章を明確にするため複数の多音節修飾語を使用しないように助言しているものがあります。しかし、これらの分野では、複数の名詞=名詞列がある場合でもコミュニケーションが不明確になるということはあまりないように思われます。たとえば、以下のような名詞列は一つの名詞として認められます。翻訳する上であいまいになる可能性がある場合は、ハイフンを付加します。
修飾動名詞
動名詞は名詞として用いられる-ingで終わる動詞の形ですが、動名詞の前に名詞あるいは代名詞がある場合には、名詞あるいは代名詞は所有格(アポストロフィー)を取ります。
英語の例文⇒The toxicity of the drug was not involved in the patient's dying so suddenly.
形容詞的に用いられる現在分詞を動名詞と混同しないようにします。以下の英語の例文にある目的各のthemは適切です。
英語の例文⇒I watched them gathering in the auditorium.
時間・通貨に関係する場合
時間あるいは通貨に関係する名詞を所有形容詞として用いるときも所有格を取るようにします。所有格を取る場合の表現と取らない場合の表現の例をあげてみましょう。
<時間の英語の例文>
所有格を取る場合⇒ After 2 months' therapy, the child's condition improved.
所有格を取らない場合⇒ After 2 months of therapy, the child's condition improved.
<通貨の英語の例文>
This equipment represents many thousands of dollars' worth of our annual budget.
上記の例文は、修飾される語が名詞の場合が有効になるので形容詞を修飾する場合は適切ではありません。
例えば「妊娠5か月」とか「2時間遅れ」を英語に翻訳する場合は、アポストロフィを使ってはいけません。
(誤) (正)
5 months' pregnant ⇒ 5 months pregnant
2 hours' late ⇒ 2 hours late
ただ、文法上では厳格さというよりは、より洗練された使い方を学ぶと読んで気持ちの良い文章を作ることができます。これは、翻訳の上で非常に大切な部分であり、また翻訳を生業とするものにとって表現力の引出しをたくさんもっているかどうかの力量を問われる部分でもあります。
修飾語としての名詞(名詞列)
以下の名詞をどのようにすれば洗練された論文形式の表現になるのか例を見てみましょう。
(望ましい表現)
(1) diabetes patient(糖尿病患者)⇒ ・patient with diabetes
・diabetic patient
(2) depression episode (うつ病の発現)⇒ ・episode of depression
・depressive episode
(3) elderly over-the-counter drug users⇒ ・elderly users of over-the-counter drugs
(市販薬の高齢の利用者)
科学系や技術的な論文では、名詞が複数集まったものが多く、論文の専門書によっては、文章を明確にするため複数の多音節修飾語を使用しないように助言しているものがあります。しかし、これらの分野では、複数の名詞=名詞列がある場合でもコミュニケーションが不明確になるということはあまりないように思われます。たとえば、以下のような名詞列は一つの名詞として認められます。翻訳する上であいまいになる可能性がある場合は、ハイフンを付加します。
- community hospital program
- physician provider organization
- risk factor surveillance system
- base line CD4 cell counts
- sudden infant death syndrome
- nicotine replacement program
- placebo pain medication
- proficiency testing program
- very low birth weight
- randomized clinical trial
修飾動名詞
動名詞は名詞として用いられる-ingで終わる動詞の形ですが、動名詞の前に名詞あるいは代名詞がある場合には、名詞あるいは代名詞は所有格(アポストロフィー)を取ります。
英語の例文⇒The toxicity of the drug was not involved in the patient's dying so suddenly.
形容詞的に用いられる現在分詞を動名詞と混同しないようにします。以下の英語の例文にある目的各のthemは適切です。
英語の例文⇒I watched them gathering in the auditorium.
時間・通貨に関係する場合
時間あるいは通貨に関係する名詞を所有形容詞として用いるときも所有格を取るようにします。所有格を取る場合の表現と取らない場合の表現の例をあげてみましょう。
<時間の英語の例文>
所有格を取る場合⇒ After 2 months' therapy, the child's condition improved.
所有格を取らない場合⇒ After 2 months of therapy, the child's condition improved.
<通貨の英語の例文>
This equipment represents many thousands of dollars' worth of our annual budget.
上記の例文は、修飾される語が名詞の場合が有効になるので形容詞を修飾する場合は適切ではありません。
例えば「妊娠5か月」とか「2時間遅れ」を英語に翻訳する場合は、アポストロフィを使ってはいけません。
(誤) (正)
5 months' pregnant ⇒ 5 months pregnant
2 hours' late ⇒ 2 hours late

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