日本では文法についてきちんと学びますが、母国語においてさえ修飾語というのは難しい部分でもあります。ここでは翻訳する上で再確認してみましょう。
何が修飾されているのかを明確にするためには、修飾したい単語の近い箇所および適切なところに修飾語句を配置することが大切です。そうすることによって、科学系論文や技術文書など正確な表現を求められるような文章に対して非論理的であいまいな配置を避けることができます。
<英語の例文>
不明確な表現 Dr. Yamada treated the patients using antidepressants.
[論文でこのような文章を使うと、誰がantidepressantsを使ったのか不明確になり意味が二つにとれます。]
望ましい表現 Dr. Yamada treated the patients with antidepressants. あるいは、
Dr. Yamada treated the patients who were using antidepressants.
[このように表現すると、Dr.Yamadaがantidepressantsを使ったことが明確になります。]
やっかいな"only"の使い方
onlyを修飾語として使う場合には特有の問題が生じます。基本的にonlyはそれが修飾する語句のすぐ前に置きます。下記の英語の例文を見ていただくとわかりますが、onlyの置く場所によって意味が異なってくることがわかるでしょう。
動詞句(懸垂分詞)
分詞は形容詞として用いられる動詞のひとつの形です。懸垂分詞は何らかの行為者の存在を示しますが、その行為者が誰かあるいは何かを特定はしません。そのため意味が曖昧になりがちですので、表現の仕方に注意しなければなりません。
<分詞を使った英語の例文>
避けたほうがよい表現 Based on my experience, English majors make excellent copy editors.
[確 かにざっと読みますと作者の経験に基づく文章ということはわかりますが、English majorsが作者の経験なのか、はたまたEnglish majorsが優秀なコピーエディターになるということについての意見なのかが若干曖昧です。このような表現は論文には向きません。]
望ましい表現 I have found that English majors make excellent copy editors. あるいは、
Experience has shown that English majors make excellent copy editors.
[このような文章にすることによって、作者がEnglish majorsについての見解ということがわかります。]
次に動名詞の例文をみてみましょう。動名詞は名詞として用いられる動詞の一形態です。懸垂分詞のように、懸垂動詞はある行為者を暗示しますが、その行為者が誰かあるいは何かを特定しません。
<動名詞を使った場合の英語の例文>
避けたほうがよい表現 Dietary therapy slows the return of hypertension after stopping long-term medical therapy.
[この文章ですと、食事療法は高血圧の再発を示すのみならず、投薬の延長も止めるといっていることになってしまいます]
望ましい表現 Dietary therapy slows the return of hypertension after cessation of long-term medial therapy. あるいは、
After cessation of long-term medical therapy, dietary therapy slows the return of hypertension.
[このように動名詞を使わないほうが何をすることによってどうなるかという内容の文章が相手に伝わりやすくなります]
- 単語、句(前置詞あるいは接続詞で始まる主語または述語を含まない単語の集まり)、節(重文あるいは複文の中の主語と述語を含む単語の集まり)はすべて修飾語。但し節あるいは句は形容詞か副詞の役割をすることもある。
- 形容詞は名詞・代名詞を修飾する
- 副詞は動詞、形容詞、その他の副詞、節を修飾する
何が修飾されているのかを明確にするためには、修飾したい単語の近い箇所および適切なところに修飾語句を配置することが大切です。そうすることによって、科学系論文や技術文書など正確な表現を求められるような文章に対して非論理的であいまいな配置を避けることができます。
<英語の例文>
不明確な表現 Dr. Yamada treated the patients using antidepressants.
[論文でこのような文章を使うと、誰がantidepressantsを使ったのか不明確になり意味が二つにとれます。]
望ましい表現 Dr. Yamada treated the patients with antidepressants. あるいは、
Dr. Yamada treated the patients who were using antidepressants.
[このように表現すると、Dr.Yamadaがantidepressantsを使ったことが明確になります。]
やっかいな"only"の使い方
onlyを修飾語として使う場合には特有の問題が生じます。基本的にonlyはそれが修飾する語句のすぐ前に置きます。下記の英語の例文を見ていただくとわかりますが、onlyの置く場所によって意味が異なってくることがわかるでしょう。
- Only medication can ease the pain.
- Medication can only ease the pain.
- Medication can ease only the pain.
動詞句(懸垂分詞)
分詞は形容詞として用いられる動詞のひとつの形です。懸垂分詞は何らかの行為者の存在を示しますが、その行為者が誰かあるいは何かを特定はしません。そのため意味が曖昧になりがちですので、表現の仕方に注意しなければなりません。
<分詞を使った英語の例文>
避けたほうがよい表現 Based on my experience, English majors make excellent copy editors.
[確 かにざっと読みますと作者の経験に基づく文章ということはわかりますが、English majorsが作者の経験なのか、はたまたEnglish majorsが優秀なコピーエディターになるということについての意見なのかが若干曖昧です。このような表現は論文には向きません。]
望ましい表現 I have found that English majors make excellent copy editors. あるいは、
Experience has shown that English majors make excellent copy editors.
[このような文章にすることによって、作者がEnglish majorsについての見解ということがわかります。]
次に動名詞の例文をみてみましょう。動名詞は名詞として用いられる動詞の一形態です。懸垂分詞のように、懸垂動詞はある行為者を暗示しますが、その行為者が誰かあるいは何かを特定しません。
<動名詞を使った場合の英語の例文>
避けたほうがよい表現 Dietary therapy slows the return of hypertension after stopping long-term medical therapy.
[この文章ですと、食事療法は高血圧の再発を示すのみならず、投薬の延長も止めるといっていることになってしまいます]
望ましい表現 Dietary therapy slows the return of hypertension after cessation of long-term medial therapy. あるいは、
After cessation of long-term medical therapy, dietary therapy slows the return of hypertension.
[このように動名詞を使わないほうが何をすることによってどうなるかという内容の文章が相手に伝わりやすくなります]

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