論文のアブストラクト(抄録)-(2)総説原稿(メタ分析を含む)の場合

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総説原稿やメタ分析結果の報告をするための論文の場合は、アブストラクトにおいては、下記の6つの項目を英語の場合は250単語にまとめます(各雑誌の指針はそれぞれ違いますのでここでは参考まで)。各項目において簡単な説明をつけます。

  1. 目的
  2. データの出所
  3. 研究の選択
  4. データの抽出
  5. データ統合
  6. 結論

(1) 目的(Objective)
第一の目的について正確に説明します。総説については、論文の焦点が原因、診断、予後、治療、あるいは予防なのかどうかを強調します。また、特定の母集団、介入、曝露、検討されているテストや結果なども焦点になります。

(2) データの出所(Data Sources)
データの出所については、以下の内容を含む形にします。

  • その分野の専門家/研究機関
  • データベース/牽引
  • 記録簿
  • 抄録小冊子
  • 会議録
  • 関連論文/書籍
  • 文献目録から確認された参考文献
  • 薬剤の会社/製造メーカー

論文検索に用いられる用語、例えば英語/日本語の正式名称、ヒトの被験者、検索日など正確な用語を記述しなければなりません。

(3) 研究の選択(Study Selection)

アブストラクトでは、研究選択の基準を明記します。母集団、介入、結果、方法論的な計画が含まれます。これらの基準を適用するために用いた方法、例えば盲検調査、合意、複数の評価者などを明記します。

また、選択基準に合致していると最初に確認された研究の比率も述べます。

(4) データの抽出(Data Extraction)

因果推論のような、データ抽出とデータの質、有効性の評価に用いられたガイドラインについて記述します。また、ガイドラインが適用された手法について述べます。

(5) データ統合(Data Synthesis)

定性的か定量的を問わず調査の主要な結果について明記します。これらの結果を得るために用いた手法について概説します。

メタ分析の場合
  • 集積された主要な結果
  • オッズ比
  • 有効性規模
  • 感度分析

数字での結果を明記する場合
  • 信頼区間
  • 統計学的有意差の正確なレベル

スクリーニング/診断薬テスト評価の場合
  • 感度
  • 特異性
  • 尤度
  • 予測値

予後の評価の場合
  • 生存者の特質と関連のある変数の要約

その他、変動が起こる主要な確認済みの原因
  • 投薬プロトコル
  • 共同介入
  • 交絡
  • 結果判定
  • 追跡調査の結果
  • 脱落者の比率

(6) 結論(Conclusions)

結論とその適用を明確に述べ、下記に注意します。
  • 一般化は調査の範囲に限定
  • 新しい研究の必要性を示唆
翻訳する側としては、原文の通りに翻訳していくところですが、(4)のデータの抽出については、正確な名称をきちんと調べる必要があり、どうしてもわからない場合には著者あるいは依頼元に確認する方法をとります。





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このページは、Ted Matsuuraが2008年7月21日 11:12に書いたブログ記事です。

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