2008年7月アーカイブ

謝辞のポイント:配置の仕方は雑誌(ジャーナル)によって異なります。
  • 論文全体の後にくる
  • 番号をつけない
  • 参考文献リストより先にくる
  • 本文中で詳述された略語は謝辞のところでは詳述しない
(1)資金援助/助成金下付の場合

最初に感謝の意を述べます。可能な限り委託研究の番号も書きます。
翻訳にあたり、ここでは、研究費を提供してくれた協会、政府機関の正式名、所在都市、国名などもきちんと翻訳しなければなりません。

団体、機関からの資金援助や助成金下付の場合の英訳の例
  • This study was supported by research grants (研究助成の番号R01 XXXXXX and R01 YYYYY) from the 機関名.
  • The flurouracil used in this study was provided by 機関名、所在地.
個々の著者が資金の受取人の場合の英訳の例(名前はカッコ書きにする)
  • This study was supported in part by grant (研究助成の番号XXXXXX )  from 機関名, and by a teaching and research shlolarship from  機関名,  所在地, (個人名-Dr.XXX).
  • This study was supported by  a 2007 Special Project Award of  機関名(どこの機関の受賞か), 所在地, (個人名-Dr. YYY).
  • This work  was supported by research grant (研究助成の番号XXXXXX )  from 機関名, 所在地, (個人名-Dr. YYY).
ある機関がスポンサーとなって著者が研究を行っている特別研究員あるいは調査員の場合の謝辞の書き方
  • Dr. XXX is a 機関名 Investigator.
  • Dr. YYY is a fellow of 機関名.

まずは、機関名の翻訳については、各機関のオフィシャルホームページを探し、その機関のホームページで使用している名称を使います。

所在地については、住所を明記するのではなく、国名、都市、あるいは州などでかまいません。

また、個人名の部分、Dr. YYYもフルネームではなく、ファミリーネーム(苗字)だけで記載します。




論文の追記

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雑誌(ジャーナル)によって、追加の使用ができないものがあるので注意が必要です。原稿の発表が受理された後、データなどを付け加えたい場合は、本文中に情報を入れるほうがよいでしょう。

あるいは、
 Since the manuscript was accepted for purblication....(この原稿の発表が受理されてから)の文章を使い、説明文を最終段落にもってくるという方法もあります。

この段落は、余白/ページ半分の幅でセンターリングし細罫線を使うとよいでしょう。
最終段落あるいは追記の中で始めて引用する論文は、既存の参考文献リストの番号順に従って番号をつけます。

ある論文が複数の論文の一部である場合、そのことを述べた文をその論文の最終段落として付け加えます。以下のように、イタリック体にし、縮小文字で植字し印刷します。

The ariticle is the first of a 3-part series. The second part will appear next month.
(1)見出しの順位
読者が主要なもの補足的なものを目で見て区別できるよう一貫した様式にします。

(2)見出しの数
見出しの数については特に決まりはありませんが、論文における論理の発展や思考を反映するため、読者をうまく導く利点があります。見出しも、リンクや検索に役立ちます。

(3)見出しの中で避けるべき事柄
  • 本文中の早い段階でその略語が詳述されていても略語は見出しに使わない
  • 見出しで略語を使うときは、初めて使うとはきは略せずに書いて、次に書くときに略語を使う。
  • 図や表を引用しない
研究論文の書式と見出しは雑誌(ジャーナル)によって異なりますが、オリジナル研究報告書における論文については一貫した形式があります。

<緒言>
以下の内容を含めることによって著者と読者のギャップを埋める役割があります。

  • 研究目的を述べる
  • 仮説/研究の課題(目的説明):どのようにして生み出されたか/なぜ重要かなど。

<方法>
専門家の読者がその研究を再現できるような十分な情報(以下の項目)を提供します。

  • 研究計画/分析の種類/研究機関
  • 研究条件、要因、病気
  • サンプルの詳細
  • 介入
  • 結果判定
  • 統計学的分析

<結果>
具体的で研究の仮説に関連があるものを述べます。

  • 研究対象の特徴は広義/特定にかぎらず結果を提示することで追跡
  • 妥当性判定を含める
  • 統計学的手法の論理的根拠は論じない

<コメント>
ジャーナルによっては、「考察(Discussion)」という見出しの使用を避けている雑誌があります。それは、見出しがシンポジウムの議事録などに使われており、本来コメントや考察は批判的検討でなければならないためです。

コメントや考察では、研究の問題や仮説を述べ、その結果は他の研究の前後関係を考えて検討します。研究の限界と結果の一般化、予期しなかった結果なども論じます。研究の真価を超えないよう明確な結論にしなければなりません。







碑文とは、論文の最初にもってくる短い引用文で、論文の趣旨、すなわちテーマを暗示するものです。この碑文の形は雑誌の指針によりますが、一般的に以下の形にすることが多いようです。
イタリック体にする

  • 文頭揃えで始める
  • 引用文の真下で署名はローマ字にする
  • 引用文の最長行を行末揃にする
  • 参考文献リストに引用した著者が現れる場合は、上付き数字で出典を示す
  • 現れない場合は著者のタイトルを示す


医学雑誌の中には、アブストラクトの最後に論文の内容のキーとなる単語をリストにして掲載できるものがあります。これも雑誌によって異なりますが、3~5語から10語までをリストにします。

雑誌によっては、専門の索引製作者によって索引がつけられることもありますが、そうでない場合は著者によってキーワードを記述します。

この部分は、翻訳会社が関わる部分ではありませんが、論文の構成を理解することは翻訳者にとって欠かせません。
論文に欠かせないアブストラクトにおいて、最後に特に考慮すべきポイントを挙げます。

  1. アブストラクトはタイトルの繰り返しで始めない
  2. 参考文献を引用しない
  3. 略語は使わない
  4. 主要な結果の判定に関する結果を信頼区間と共に示す
  5. 主要な専門用語を入れる
  6. 検索システムを考慮してデータベースと研究グループについて述べる
  7. 適用可能な場合は仮説を含める
  8. 初めて記述する辞典で薬剤の活性成分を含める
  9. 研究に必要不可欠なものでない限り商標名や製造メーカー名は使用しない
  10. アイソトープについて記述するとき、最初に使われた元素の名前を書き、その行にアイソトープの番号を書く

以上が書式の決まったアブストラクトについてのポイントです。

前の記事でも触れましたが、書式が決まっている場合は英語で250単語ですが、書式のきまっていないアブストラクトについては、150単語が通常となります。但し、書式が決まっているものいないものにかかわらず、必ず個々の出版物についての要求事項を参考にしてください。

合意文書の場合は、アブストラクトにおいては、下記の6つの項目を英語の場合は250単語にまとめます(各雑誌の指針はそれぞれ違いますのでここでは参考まで)。各項目において簡単な説明をつけます。

  1. 目的
  2. 参加者
  3. 証拠
  4. 合意を得た手段
  5. 結論
この書式は、合意によって生み出された臨床処置ガイドラインについての報告にも用いられます。

(1)目的(Objective)
目的についは以下の内容が含まれます。

合意文書の論点
  • 重要な要素の疑問としてまとめる
  • 標的となる患者と扶養者の健康問題
  • 健康上および経済上の結果に対する処置の任意選択など。
目的:以下の項目のように臨床実施を評価する基準を設定
  • 臨床処置を導く
  • 方針ができる
  • 保険が革新的な療法に適用されるか否か
対象者
  • 第一次処置をする臨床医
  • 専門医
  • 研究者
  • 健康プランナー
  • 一般人
(2) 参加者(Participants)
  • 参加者がどのように集められたか
  • 会議が開かれたか否か
  • 参加者の数と専門領域
  • スポンサー/資金援助先
(3) データの証拠(Evidence)
  • 出所
  • 選択
  • 抽出
  • 統合
公式の文献の論評の場合は、誰が書き、どのように評価されたかを記載します。
未発表のデータ利用、専門家の意見、参加者の論評の影響についても記載します。

(4) 合意を得た手段(Consensus)
  • 結論の根拠:因果関係、決定ルール、別の結果の重要性
  • 投票、デルファイ法、グループ会議、グループ処置法などの手段に関する説明
  • 誰が文書を書いたか
  • グループの意見表明前か後か
  • 書かれた時間
  • 検閲したのは誰か
  • 改定の提案
(5) 結論(Conclusions)
  • 合意文書の要約
  • 勧告が実行された場合の利益、害、コストの予想を含める
  • 重要な少数派の意見

合意文書の中では、対象者や参加者など様々な人が関わる論文になるので、翻訳する側では、正式名称などをきちんと調べ翻訳に反映する必要があります。






総説原稿やメタ分析結果の報告をするための論文の場合は、アブストラクトにおいては、下記の6つの項目を英語の場合は250単語にまとめます(各雑誌の指針はそれぞれ違いますのでここでは参考まで)。各項目において簡単な説明をつけます。

  1. 目的
  2. データの出所
  3. 研究の選択
  4. データの抽出
  5. データ統合
  6. 結論

(1) 目的(Objective)
第一の目的について正確に説明します。総説については、論文の焦点が原因、診断、予後、治療、あるいは予防なのかどうかを強調します。また、特定の母集団、介入、曝露、検討されているテストや結果なども焦点になります。

(2) データの出所(Data Sources)
データの出所については、以下の内容を含む形にします。

  • その分野の専門家/研究機関
  • データベース/牽引
  • 記録簿
  • 抄録小冊子
  • 会議録
  • 関連論文/書籍
  • 文献目録から確認された参考文献
  • 薬剤の会社/製造メーカー

論文検索に用いられる用語、例えば英語/日本語の正式名称、ヒトの被験者、検索日など正確な用語を記述しなければなりません。

(3) 研究の選択(Study Selection)

アブストラクトでは、研究選択の基準を明記します。母集団、介入、結果、方法論的な計画が含まれます。これらの基準を適用するために用いた方法、例えば盲検調査、合意、複数の評価者などを明記します。

また、選択基準に合致していると最初に確認された研究の比率も述べます。

(4) データの抽出(Data Extraction)

因果推論のような、データ抽出とデータの質、有効性の評価に用いられたガイドラインについて記述します。また、ガイドラインが適用された手法について述べます。

(5) データ統合(Data Synthesis)

定性的か定量的を問わず調査の主要な結果について明記します。これらの結果を得るために用いた手法について概説します。

メタ分析の場合
  • 集積された主要な結果
  • オッズ比
  • 有効性規模
  • 感度分析

数字での結果を明記する場合
  • 信頼区間
  • 統計学的有意差の正確なレベル

スクリーニング/診断薬テスト評価の場合
  • 感度
  • 特異性
  • 尤度
  • 予測値

予後の評価の場合
  • 生存者の特質と関連のある変数の要約

その他、変動が起こる主要な確認済みの原因
  • 投薬プロトコル
  • 共同介入
  • 交絡
  • 結果判定
  • 追跡調査の結果
  • 脱落者の比率

(6) 結論(Conclusions)

結論とその適用を明確に述べ、下記に注意します。
  • 一般化は調査の範囲に限定
  • 新しい研究の必要性を示唆
翻訳する側としては、原文の通りに翻訳していくところですが、(4)のデータの抽出については、正確な名称をきちんと調べる必要があり、どうしてもわからない場合には著者あるいは依頼元に確認する方法をとります。





論文を書く上で今や抄録(以下アブストラクト)はどの分野においても重要な要素の一つです。インターネットでも、データ検索を行う際、読者に研究価値のある論文にまずは興味をもってもらうためにも、主要点が要約されたアブストラクトの役割は大きいといえます。

論文のアブストラクトを日本語から英語に翻訳する場合も、本文を読んでもらうための入り口ですから、著者にとっても翻訳者にとってもより気を使う部分です。

オリジナルデータの報告書、総説論文、メタ分析、合意文書などには、決まった書式があるので、それぞれの雑誌(ジャーナル)の指針に合わせますが、基本的には以下の4つの内容の要点をまとめます。

  1. 研究の目的/背景
  2. 研究計画と方法
  3. 主要な結果
  4. 主要な結論

アブストラクトの中では、以下の内容は避けたほうがよいとされています

例)
Xについて述べる - X is described
Yについて考察する - Y is discussed
Zについて概説する - Z is also reviewed

要するに、オリジナルデータの報告書、総説論文、メタ分析、合意文書などの論文においては、物語風の表現を好まない傾向にあります。特に英語においては、余計な言葉をつけずあくまでも端的に表現するほうが好まれます。

(1)オリジナルデータ報告書

書式の決まったアブストラクトを英語で、"Structured Abstract"といいます。オリジナルデータ報告書のアブストラクトにおいては、書式の決まったアブストラクトで英語に翻訳する場合は、250単語ほどでまとめるようにします。

この250単語以内に以下の見出しをつけます。

① 背景(Context):一つか二つの文章でまとめる
  • 研究を行う論理的根拠を要約
  • 研究すべき事柄の臨床上の理由
② 目的(Objective)
  • 論文の中で主張される正確な目的や問題を記載
  • 複数の目的がある場合は第一の目的を明確にし、キーとなる第二の目的だけ述べる
  • 事前の仮説が検証されている場合はそれを記載する

③ 計画(Design)
研究の基本的な計画を述べる
追跡(検査)の継続期間などもOK

特に以下の6項目は適用されやすい
  • 介入研究:無作為対照試験、非無作為対照試験、二重盲検法、クロスオーバー試験、試験前後
  • スクリーニング/診断法テストの研究: クライテリアの基準、盲検、覆面比較
  • 予後の研究に関する事柄:発端コホート、コホート、臨床予想のモデリングを伴う場合、妥当コホート、妥当サンプル
  • 因果関係の研究:無作為対照試験、コホート、症例対照、調査
  • 内科の病気の臨床症状の記述:調査、症例シリーズ
  • 公式の経済評価を含む研究に関して:費用、効率分析、費用-実用性分析、費用-便益分析
④ 設定(Setting)
読者が自身の臨床環境に報告書が適用できるかどうかを決定する助けとするためその研究の設定を記述します。例えば、
  • 一般の地域社会か
  • 初期治療か
  • 紹介先の医療機関か
  • 個人か機関所有の医院か
  • 救急あるいは入院施設の医療を行うものか

⑤ 患者あるいはその他の参加者(Patients or Other Participants)
  • 社会人口統計学的特徴(臨床診断の病気、重要な適格基準、患者など)
  • 参加を拒絶された患者数
  • 選別方法
  • 比較群にマッチングが用いられた場合はマッチングされた特質を明記
  • 追跡調査研究:研究を終えた参加者の比率を明記
  • 介入研究:副作用による脱落した患者数を明記
この参加者を選抜するための用語は、読者が研究の一般化やデータベース検索の際に役立つのでとても大切です。
・無作為サンプル
・母集団に基づくサンプル
・参照されたサンプル
・継続サンプル
・ボランティアサンプル
・コンビニエンスサンプル

⑥ 介入(Intervention):介入の基本的な要点を述べる
  • 投薬方法
  • 投薬期間
  • 一般的な臨床名で名付ける
  • 特定の製品が研究されている場合は薬剤の商標名を使う

⑦ 主な結果判定(Main Outcome Mesures(s))
  • 一次研究の結果判定はデータ収集が始まる前に計画されたものを示す
  • 計画された結果を強調しない場合は事実と理由を示す
  • 報告された仮説データが収集中/後に定式化された場合は明確に示す

⑧ 結果(Results):研究の主な結果を提示
論文を読む人を想定した内容にします。
  • 判定法の定義-結果の提示に含まれていない判定を記述
  • 主観的な判定-観察者が患者のグループ分けの内容を知っているかを記載
  • 現在はコンピューター化されたデータベースが主なので、報告形式か要点形式で表す
  • 信頼区間/正確なレベルの統計学的有意性を伴うこと
  • 比較研究の場合-信頼区間はグループ間の差を関係づける
  • 主要な研究判定で有意差がない場合-臨床上の重要な差を記載。グループ間の差の信頼区間が与えられること
  • リスク変化/効果サイズ(effect size)が与えられる場合-知見についての相対的なインパクトと絶対値以外を決定できるように、絶対値を示す
  • 相対的な差だけを報告することは不適切
  • スクリーニングや診断薬テストの研究の場合:感度、特異性、尤度比(ゆうどひ)という用語を用いる

⑨ 結論(Conclusions)
報告された証拠による研究結論を臨床応用と共に記載します。推測や過度の一般化は避けるようにします。その情報が通常の場で利用されるまでに更に追加研究が必要かも示します。PositiveかNegativeな知見なのかきちんと示すことが必要です。

まとめ
アブストラクトはあくまでも読者が知りたい情報をいち早く得るためのものです。ですから、上記の項目は完全な文章にするよりも簡潔な語句を並べたほうがよいでしょう。

内容については、翻訳する側で意見することではありませんので、原文のまま翻訳しますが、結果と本文の数字が合わないなどの指摘することがあります。そのため、はやり本文を翻訳した後、最終的に全体をチェックすることが大切なポイントになります。


















論文投稿において、全ページで確認できる項目は以下の通りです。この部分は、著者の責任において記載されるものですが、翻訳会社は雑誌名の正式名称はきちんとチェックする箇所です。論文投稿とは関係なく、ジャーナルに掲載されいてる論文を英語から日本語に翻訳する場合には、略語の後に括弧書きで正式なジャーナル名を記載します。

  • 雑誌(ジャーナル)名
  • ジャーナルの省略形
  • 巻数
  • 発行日
  • ページ数
  • 論文のタイトルの短縮形

欄外見出しの英語の呼び名は二通りあります。

欄外見出しが上部にある場合:Running Head
欄外見出しが下部にある場合:Running Foot

(1) 出版物の名称

投稿するジャーナルの略語を調べ、関連雑誌に適用できるように、承認されている雑誌名の略語を使用します。

 例) 雑誌名略語(ABC): ABC, July 16, 2008 -Vol 317, No.5
         CCC Journals: XYZ Intern Med/Vol 200, Aug 30, 2006

ジャーナルによって、欄外下部見出しに含まれている情報量が異なるので、例えば省略方法の中には、そのジャーナルのどこか別の場所での省略方法と異なる可能性があります。例えば、月などは、AugustとするのかAugとするのかを注意する必要があります。

(2) 論文のタイトル

見出しの場合は、論文のタイトルの省略は短くすることが好ましいとされています。これは、各ジャーナルの規定に基づく必要がありますが、例えば著者が二人いる場合、二人の姓を&でつないだり、著者が3人以上いる場合は、最初の著者の姓を用い、続けてet alを付けます。欄外下部の見出しには句読点はつけません。

例) タイトル: Taking Health Status Into Account When Setting Capitation Rates
   欄外下部見出し: Adjusting Capitation Rates-姓名 et al (←著者3人以上)
                                 AAA&BBB(←著者2名)









タイトルにある脚注については、翻訳会社があまり関与するところではないため、原文をそのまま翻訳することが基本です。ただ、日本語と英語間の翻訳においては、所属機関名、所属部署名、名前、肩書きなどの順番がまったく逆になります。そういった観点からも大切なチェックポイントとなります。

雑誌(ジャーナル)によって異なるとは思いますが、一般的に説明文は文中の中に括弧で閉じて組み込むので、脚注を本文の中で用いるのは好ましくないとされています。

このページでご説明する「脚注」とは、論文の最初のページに掲載するべき事柄です。
基本的には以下の順番になります。

  1. 著者所属先
  2. 研究費援助の公表
  3. 著者が亡くなっている場合の記載
  4. 以前に発表しているかどうか
  5. 関与否定文(例えば、論文における著者の考えを資金援助団体や組織と区別する場合)
  6. 著者の連絡先あるいは別刷請求先

1.著者所属先

著者の所属機関を記載するときは以下に注意します。

・機関名と所在地のみを記載
・肩書きおよ大学教員の地位は記載しない
・著者名の順番で記載する
・同じ機関に属する著者のリストは一緒にする

著者が研究を行っていたときと現在の所属機関が異なる場合:
研究が行われたときの所属機関を記載します。移動したいる場合は、現在の所属先も記載します。
    例) 以前の所属機関XXX. Dr. Suzuki is now with the Department of XXX, 所属機関名.

複数の著者が異なる機関、異なる部署に属している場合:
括弧書きで記載しますが、いくつかの例を挙げてみます。

 異なる機関の場合:
     From 所属名、機関名(Dr.XXX); and 所属名、機関名(Dr. YYY)

 異なる部署の場合:
   From 所属名(Dr.XXX)、所属名(Dr.YYY)、and 所属名(Dr.ZZZ)、同一の所属機関名、場所(東京など)
    
 異なる機関と部署の場合:
   From 部署XXX and 部署YYY, 機関名AAA(Dr. aaa, Dr. bbb, and Dr. ccc), and 部署ZZZ、機関名BBB(Dr. ddd and Dr. eee)、場所

言うまでもありませんが、日本、中国、ベトナムなどでは、欧米諸国と違い、姓が前に来ます。脚注における(文中もそうですが)名前は、すべて姓になるため日本以外の国の人の名前を扱う場合は注意が必要です。

大きなグループの場合:
タイトルページには、グループ名だけを記載し、論文の最後などに参加者の完全な名簿を記載します。最後のページに掲載している旨の文章を付け加えます。

例) 
著者名欄の部分: Taro Suzuki,MD;Tom Sato, Dr; for the グループ名 XXX Wroking Group
所属先の部分: From 所属機関名.A complete list of the memebers of the XXX Working Group appears (is givenでもよい) at the end of this article.

2.研究費援助の公表

研究費援助の公表については、ジャーナルによって公表を求めてるところがあります。例えば、雇用、コンサルタント業、株式所有権、謝礼金、有給の鑑定などや、資金援助を受けている場合や所有権を持っているかどうかなど細かく明記するように求められることがあります。

この資金援助の声明文も論文の最初のページに上記の所属先脚注と共に公表されます。
例えば

Dr. XXX has received monetary compensation for speaking engagements form several pharmaceutical companies, including some that manufacture YYY.[This is for an article on radomized  traials of YYY.]

3. 故人

論文の著者が出版時に亡くなっているときは、短剣符()を著者名欄にある著者の名前の後ろに挿入し、下記のいずれかの脚注を所属先が記載されている脚注の後ろに挿入します。
例) †Dr. XXX died MM/DD/YY.
       †Deceased

4. 論文が発表済みの場合

研究会やセミナーなどで発表された内容の場合は次のような文章を記載します。

例) Presented in part at 研究会の名前(会議の名前)、どこで、いつ(MM/DD/YY).
       Presented as a poster at 会議名、場所、いつ(MM/DD/YY).

会議の正確な開催日時や場所も記載することが必要です。

5.関与否定文

関与否定文は著者の考えを雇用者、資金援助団体や組織などと切り離すために用いられます。この脚注は別刷請求先住所の前に記載します。

例) 
The views expressed herein are those of the authors and do not necessarily reflect the views of 雇用者/資金援助団体や組織名.

Use of trade names or names of commercial sources is for information only and does not imply endorsement by 雇用者/資金援助団体や組織名.

Opinions in this article should not be interpreted as the official position of 機関名.

6. 著者の連絡先あるいは別刷請求先


読者のために、著者が住所や連絡先を記載しておくためのものです。住所のほか電子メールなども明記できますが、これは著者に一任されています。

連絡先を記載する場合:
Reprints: 著名者, Phd, 所属部署、所属機関、住所、国(Eメールアドレス).

連絡先を記載しない場:
       Reprints not avalable from the author.















論文の著者名欄をバイラインともいいますが、大多数の論文では、この著者名はタイトルやサブタイトルのすぐ下に書きます。一方、論説、書評、ニュース記事においては文末に記載します。

日本人の著者の場合、欧米諸国に比べてシンプルですので、それほど神経を使いませんが、欧米諸国の著者の場合、ミドルネームや様々な称号・学位があるので、その記載の翻訳には注意が必要です。

あまり翻訳には関係のないことですが、論文を多く書く研究者すなわち著者は、牽引検索者、目録作成者、データベース(インターネットを含む)検索者が容易に利用できるよう、ご自身の名前の記載については、首尾一貫して同じものを使うようにしたほうが望ましいとされています。

<学位>
学位についての方針は、各雑誌(ジャーナル)で出していると思いますので、翻訳の段階では原文にある内容をそのまま用います。基本的に、最高学位を名前につけます。著者によっては、博士号の学位(例えば、MDとPhD、あるいはMDとJD)を二つ持っている人がいます。この場合、ご自身の好きな順番でつけることができますが、博士号と異なる分野の修士の学位などをもっている場合もあるので、その記載の仕方はジャーナルによって異なります。米国の場合ですと、博士号以上のものを付け、修士レベルの学位は通常付けません。

翻訳の場合、この部分は原文を信じてそのまま訳されます。但し、論文の種類にもよりますが、日本語から英語にする場合、著者が日本人ですと肩書きはありますが、、Dr.なのかどうかわからない場合があります。インターネットなどで文献が発表されている場合もあるので、翻訳する側で調べ最終的に依頼元に確認するという方式がよいでしょう。

<複数の著者、グループとしての著者>

著者名欄に複数の著者が含まれる場合: 英語においてはセミコロン( ; )で区切って列挙

John D. Freedman, MD, FRCPC; Louise H. Rogers, PhD; XXXXX

1グループと複数の個人名を含む場合: グループ名の前に(for)をつける。

 Taro Yamada, MD; for the PPPP Study Group

この場合は、個人が著者としての資格を持つことを意味しています。

特殊なグループを著者にする場合:

The Writing Group for the PPPP Collaborative Research Group

1グループ/小グループが著名者で特定の個人が論文にまったくでてこない場合: 脚注に連絡先として代表者の名前を記載する(住所なども含める)

脚注例: Corresponding author: William K. Tood, MD, 所属機関, 住所

1グループでそのグループにいる全員が著者として資格を持つ場合:個人名を列挙し、(and)でつなげその後にグループ名をもってくる

William K. Tood, MD;Louise H. Rogers, PhD;and the PPPP Project Group
この場合は、グループメンバー全員が著者としての資格を満たしているということを一文に署名する。

文中の個人名や肩書きについては、また後述しますが、「. , ; :」などタイプミスなどもありますので、このあたりの細かなチェックが必要になります。















発表しようとする雑誌(以下ジャーナル)の要求事項は、対象のジャーナルが投稿規程を発表しているので、そのガイドを元に著者が原稿を作成することになります。

論文を扱う翻訳会社の中には、この投稿規定に沿った翻訳構成を行うというところもありますが、実際には多数あるジャーナルの投稿規程を網羅するのは並大抵のことではありません。また、研究論文を得意とする翻訳者は、その翻訳ができるそれなりのバックグランドや経験を持ち、技術も高いですから、単価が通常の翻訳よりもある程度高くなります。ですから、更に投稿規程に合わせた校正を行うとなると専門家も必要になりますから、価格はどうしても高くなります。もしこれを安く請け負うというところがあれば、信頼性に疑問があります。

しかし、研究者自身それを翻訳会社に丸投げするとは思えません。特に、オリジナルデータの報告書の場合は、最新の研究成果報告であり、その内容に著者は責任とプライドを持っているからです。ですから、翻訳会社としては、研究報告内容を忠実に翻訳し、ポイントポイントに注視し、プロジェクトを影で支えることに徹するべきだと考えます。

翻訳のチェックポイントとして、まずタイトルとサブタイトルから始めましょう。基本的には、投稿するジャーナルの規程に沿うことが前提ですが、ここでは一般的なチェックポイントをご紹介します。

1.タイトルとサブタイトル

以下、タイトルとサブタイトルのチェックポイントとして、好ましいものを「○」とし、好ましくない場合を「×」としてリスト化しています。

<タイトル>

 ○ 簡潔かつ明確
 × 情報量が多い
 ○ 論文のキーポイントを含む
 × 一般的すぎるタイトル

<サブタイトル>

 ○ 読者がインターネットなどで検索した場合タイトルを補完するような内容
 × 記述を多くする
 × 一般的なタイトルをつけてしまった場合、それを補足するために研究のキーワードを入れる

 <語句の使用>

 日本語で「~の役割」、「~の効果」、「~の治療」、「~の症例報告」というような語句を使用した場合、英語に置き換えると、「The Role of ....」、「The Effects of ...」、「The Treatment of....」、「Report of a Case of...」という翻訳になります。

しかし、英語の場合は、タイトルやサブタイトルからこの部分を省いて表現されることも良いとされています。仮に使用する場合でも、タイトルではなくサブタイトルのほうが印象がよいようです。

英語のタイトルはあくまでも独立した形、すなわちそれだけでも有効になるようなつけかたが良いとされ、タイトルの続きとしてサブタイトルをつけるのは好ましくないとされています。

このあたり、日本語と英語の違いが感じられます。

<断定的な表現は良いのか?> 

例えば、ニュース、新聞記事、個人的意見などのタイトルとして使われるような断定的な表現が良いのかというと、これもジャーナルによって異なるので難しいところです。しかし、科学論文では、断定しすぎると結論を誇張しすぎると評価されてしまうことが多いようです。

<疑問文の形は有効か?> 

サブタイトルなどで、疑問文(?)をつけた形は有効かという問題は、論文の種類にもよります。原著研究論文よりも、論説、注釈、様々な意見を扱う論文などに適しています。

<引用符の種類> 

タイトルやサブタイトルに引用符「' や "」 を使う場合は、一重引用符「'」ではなく二重引用符「"」を用います。

例) 「About All "Do No Harm": How Shall We Avoid Errors in Medicine?」というようになります。

<数字を使う場合>

文の始まり、すなわち、タイトル、サブタイトル、見出しなどで数字を使う場合は、測定単位はすべて略さずに文字で表すことが原則とされています。

例) (タイトル)Primary and Secondary Prevention Services in Clinical Practice:(サブタイトル)Twenty Years' Experience ..... 

<薬剤名>

薬剤名がタイトルやサブタイトルに出てくる場合は以下に注意します。

・承認されている一般名称あるいは非特許名を用いる
・必要でなければ非塩基部分は省略する
・特許名を避ける

この部分は、翻訳会社ではチェックできる内容ではないので、原文にあるものを翻訳することになります。

<属および種の表記>

 タイトルやサブタイトルにある属や種については、イタリック系にし、属名の最初の文字は大文字種名は小文字から始めます。これは、本文の中でも同様です。英語から日本語に翻訳する場合、正式な日本語の学術名がない場合は、そのまま使用します。

 <略語>

基本的にタイトルやサブタイトルで略語を使用するのは好ましくないとされています。

<大文字にする場合>

例外もありますが、タイトルおよびサブタイトルの中では、主要な単語の最初の文字は大文字です。しかし、冠詞、3文字以下の前置詞、等位接続詞(and, or, for, nor, but)、および不定詞のtoは小文字のまま使用します。動詞はすべて大文字です。細かいところでは、ハイフンでつないだ複合語がありますが、これについては、いろいろな約束事がありますので後述することにします。

<都市、州、国の名称>

 その地域や国のみで他の地域では適用できないような内容の研究報告の場合は、タイトルに都市や国の名前を入れることが原則となっています。

 

投稿しようとするジャーナルについては、著者自身が掲載されている論文等に目を通しているはずなので、翻訳する側で指摘することはあまりありませんが、これらのポイントを知っているのと知らないのとでは、翻訳の品質が変わってきます。


 

論文の種類

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翻訳の場合、基本的には著者が作成した原文に基づいて翻訳を行いますので、ジャーナル(雑誌:以下ジャーナルという)に合わせた校正や編集作業を行うことは含まれていません。これは、ジャーナルによって構成が違いますし、すべてのジャーナルの投稿の仕方を把握することはかなり難しいという事情があります。

仮に翻訳会社で行うとしても、料金的にもかさみまた時間も倍かかるということがあります。しかし、そこまでの作業が求められないとしても、出来上がった翻訳を原文と照らし合わせる第三者チェックが以外と重要で、これが品質に影響することも少なくありません。

論文に限らずすべての翻訳においては、ボリュームがあるものほど著者が見落とすところ、翻訳者が見落とすところがどうしても出てきます。これらをサポートするのも翻訳会社の仕事のひとつです。


<論文の種類>

論文といっても様々な種類があります。どのような論文形態なのかということを知ることもチェックする上で大切です。ここでは、医学分野を例にご紹介します。

(1)オリジナルデータの報告書
医学関係や科学分野ではオリジナル研究についての論文が中心となっています。オリジナルデータを報告書にまとめたものが論文となりますが、ジャーナルについては主に「原著論文」、「原著寄稿論文」、そして「原著レポート」の3つのカテゴリーに分けられます。

細かく分けると更に以下のようになります。

Brief Report(短報):短い論文で、一般的なジャーナルですと3ページぐらいのもの

Research Reports(研究報告)/Clinical Investigations(臨床研究):医学分野でいうと、生理学あるいは病理学の基礎的問題を扱った研究報告

Preliminary Communications(予備報告):予備研究での知見を報告する論文

研究報告の論文では、伝統的には以下の形式が基本とされています。

Introduction:緒言/Methods:方法/Results:結果/Discussion:考察

頭字語でIMRADといいます。Abstract(抄録)があるものはAIMRADといいます。

現在の論文のほとんどは、AIMRADの形式が多く、研究の概要を適切にかつ端的に報告するためジャーナルでもかならずアブストラクトが要求されます。インパクトのある内容をアピールするには(最後まで読んでもらうためにも)、タイトル同様に重視される部分です。

(2)総説論文
オリジナルデータの報告書とは対照的な論文で、医学分野のある特定の論題について役立つ情報を照合して要約したものをいいます。一般的に、Review(レビュー)ともいわれます。この種の論文は、臨床医が臨床上の判断を下すためによく利用される重要なものです。

総説は系統だって構成されるので、必要とする情報やデータから臨床における方法や結論を素早く把握することができます。総説の中には、いくつか独立した研究から定量的な結果を統合して、統計学的にまとめてあるものもあります。著者の意見やアドバイスが論じられているのではなく、臨床データの論文という特徴を有しています。

(3)叙述論文
患者についての症例報告、臨床観察、特別報告として発表される論文ですので、オリジナルデータ報告ほどの厳格さはなく、標準的な形式もありません。科学的価値が低いとみなさるため、研究に役立つような独創的な報告があるときのみジャーナルなどに発表されるようです。

(4)診療のガイドラインと合意文書
政府や民間団体による、さまざまな病気の診断や予防の勧告を詳しく説明するためのものです。専門家によって評価されたものを文書化します。これらの勧告は、合意文書、臨床診断ガイドライン、あるいは診療パラメーターとして発表されることもあります。この文書には、かならずスポンサーと参加した専門家の名前が明らかにされ、どのようにしてその結論に至ったかなどが記述されます。

(5)意見論文
編集者の考えやジャーナルの方針を表現した短いエッセーです。これらは、論説スタッフ、編集者、執筆依頼によって書かれ、論文についての背景や意見が提示されます。これは、雑誌や新聞等の一部のコーナーに評釈、投書欄、視点、争論などのタイトルで掲載されることが多いものです。

(6)投書・書評・記事
ジャーナルにおいては読者の論評や質問は重要なものです。これらの雑誌では、論評、質問、批評などを掲載し、発表された論文についての議論をする場を設けています。専門性の高い研究分野の雑誌では、専門家が読者であることが多く、研究の向上にもかかせないものとして扱われます。企業などが投資化向けにこのような記事を翻訳して掲載するといことも少なくありません。 

このように、論文一つとっても、様々な形式があり、内容によって翻訳の表現が変わります。オリジナルデータの報告書においては、厳格なルールがありますし、ガイドラインや合意文書は法律文書にも慣れていなければなりません。記事などであれば、感情的な表現やアピールするような表現を求められたりします。それぞれ経験と技術が必要です。

世界標準語といわれて久しい英語ですが、学ぶのに悪戦苦闘している日本人はまだまだ多いようです。ここではPlain Englishという手法を取り上げ、Effective Communication(効果的なコミュニケーション)の道案内をすることが狙いです。辞典ではわからない英語の概念を知ることができます。

本コンテンツでは、Plain Englishを長年提唱しているケリー伊藤氏による著書をもとに、そのエッセンスを紹介します。

先ずは、Plain Englishのルーツからスタートします。

 

1978323日、当時の米国大統領Jimmy Carterは、以下の内容を含む大統領命令(Executive Order)に署名しました。

Federal officials must see to it that each regulation is written in plain English and understandable to those who must comply with it.
(連邦職員は、あらゆる規約が、それに関与する者が理解できるように、Plain Englishで書かれるよう配慮すること)

これが、米国における行政府による成文化されたPlain English運動の始まりといえるものです。これによって役人や弁護士も、自分たちだけしか理解できないような"legalese(法律言葉)" "officialese(官僚言葉)"で一般市民を煙に巻くことが許されなくなりました。

このような動きの出発点となったのは米国の言語学者で、1950年代頃から米国における悪文の氾濫を憂い、簡潔明瞭な文を提唱していったのです。

 

日本人の英語学習者には、とかく難しい単語や構文を使うと格調高い文ができると思っている人が多いですが、これは大きな勘違いとも言えます。
コミュニケーションの道具としての英語は、誰もが苦労なく文の言わんとすることを理解できることが最も大切です。"Clarity comes first" です。そして、そのためにできるだけ無駄を省いた文が名文なのです。

ループの専属スタッフであり、ボストン在住の日本人翻訳者の英訳はクライアントから好評ですが、その訳調はPlain Englishの概念とどこか重なる部分があります。米国在住30年近くの英語力には疑いの余地はありませんが、それだけはない何かを持っているのです。

(以上、一部「プレイン・イングリッシュのすすめ」ケリー伊藤〈著〉から引用)

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